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僕のマミちゃん
第6章 count 2


部屋に招き入れてくれた悟くんは飲み物を用意してくれた後、汗をかいたからシャワーを浴びてくると言う。

「じゃあ、待ってる間、宿題やってるね」

「あっ!後で写させて」

「ダメですー。自分でやらないと意味ないでーす」

「はーい…マミせんせー…」

軽くふざけ合って、お風呂場へ急いだ悟くんを見送った。

ついさっき、嘘をついたことを正直に話し、覚悟が出来たことも言った。その時からふたりのテンションが少し高い。

宿題をやり終える前に戻って来た悟くんは、上半身裸で首からタオルを垂らし、下に至ってはボクサーパンツのみ。いわゆる『パンツ一丁』の姿。

「あっ…あゃ…服着てぇー」

慌てて、黒いローテーブルの上にひろげたノートの上に顔を突っ伏す。

そんな私にわざと近寄り、ふざけて上から覆いかぶさる。

「ひゃぁ…待って…服っ」

「僕のこと変質者扱い?襲っちゃうぞー。あははっ」

笑いながら私から退くと、スチールラックにあった黄色いTシャツを手に取り、着てくれた。けど、下半身はパンツ一丁のまま。

学校のカバンから数学の教科書を取り出した悟くんは、その格好でベッドにごろりと横になった。

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