この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
僕のマミちゃん
第6章 count 2
部屋に招き入れてくれた悟くんは飲み物を用意してくれた後、汗をかいたからシャワーを浴びてくると言う。
「じゃあ、待ってる間、宿題やってるね」
「あっ!後で写させて」
「ダメですー。自分でやらないと意味ないでーす」
「はーい…マミせんせー…」
軽くふざけ合って、お風呂場へ急いだ悟くんを見送った。
ついさっき、嘘をついたことを正直に話し、覚悟が出来たことも言った。その時からふたりのテンションが少し高い。
宿題をやり終える前に戻って来た悟くんは、上半身裸で首からタオルを垂らし、下に至ってはボクサーパンツのみ。いわゆる『パンツ一丁』の姿。
「あっ…あゃ…服着てぇー」
慌てて、黒いローテーブルの上にひろげたノートの上に顔を突っ伏す。
そんな私にわざと近寄り、ふざけて上から覆いかぶさる。
「ひゃぁ…待って…服っ」
「僕のこと変質者扱い?襲っちゃうぞー。あははっ」
笑いながら私から退くと、スチールラックにあった黄色いTシャツを手に取り、着てくれた。けど、下半身はパンツ一丁のまま。
学校のカバンから数学の教科書を取り出した悟くんは、その格好でベッドにごろりと横になった。