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honey chocolate
第3章 焦燥の緋色



先ほどの行為て火照った体も、ひやりとする水に冷静さを取り戻す。


「跡にならなきゃいいが」



する、と知咲の足に城山の指がなぞる。



ビクリと小さく反応する。



「・・・なに、」



「・・・いえ、ありがとう、ございます・・・」



さぁーーーっと流れる水音に狭い空間で2人きり。



「・・・森山と、」



「えっ?」



シャワーの音で聞き取りづらい。



「森山とは、楽しかったか?」



あ、今日の事か・・・



「楽しいも何も・・・コーヒーを飲みに行っただけで・・・」


他には何も無いですだなんて、それこそ言い訳をしてるみたいで口をつぐんだ。


「・・・そうか」


なぜだろう、彼が少しほっとした様に見えるのは。



「痛くないか?」


そっと足に手が触れる。


「・・・は、はい・・・ちょっと、ジンジンします」




ペロッ



「ちょ、何して・・・」



つぅっと足を城山の舌が這う。



「・・・や、やぁ・・・っ」



「なんで他の男と会ってるんだよ」



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