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honey chocolate
第3章 焦燥の緋色

徐々に近付いてくる絶頂の波に知咲のナカがきゅん、と引きつる。
ちゅぷん
す、と止まった指の衝動に知咲は思わず
「・・・・・・え、」
と呟いた。
意地悪そうなその唇からは、
「・・・それが本音?」
と、薄ら笑いを浮かべて知咲を見る。
我に返った知咲に、またグチュ、と指が動かされる。
「・・・っぁ、う・・・ん・・・っ」
先ほど途中まで来ていた絶頂の波が再度登りつめてくる。
はっ、はっ、とまた息遣いが荒くなる。
今度こそ、と思ったその瞬間。
ちゅぷん
「・・・・・・な、ん・・・っ」
またも絶頂を迎える事が出来ず、知咲は疑問の言葉を城山に投げた。
「・・・なんで?」
意地悪そうに、くすくす笑う城山。

