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Dollと云う名の奴隷
第11章 変化していく躰
「 聞こえなかった?服を脱いで車から降りなさい。靴は脱がなくていい。」
私は震えながらワンピースのファスナーを下ろし服を脱ぐと車を降りた。
もちろん下着は着けていない。
更にご主人様は私に黒い首輪を着ける。
いつもイスに座る時に拘束される物とは違って犬用の首輪でリードも付いていた。
「 行こうか。」
そう言うとご主人様はリードを引いて歩き始めた。
私は引っ張られるままに歩くしかない。
夜の公園だと言っても人が全く居ない訳ではないはず。
広い公園の木々の間を抜けると噴水のある池に出た。
等間隔に電灯があって明るい。
ご主人様は池をぐるりと囲っている柵に鎖を掛けて私の手足の枷に通して拘束すると目隠しをした。
視界を奪われた事で私の恐怖は更に増す。
震えている私を放置してご主人様の足音が離れて行くのが音で分かった。
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