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幸せの欠片
第4章 新しい躾
「いやぁー!」

「嫌なのか?」

 痛かったが、痛みに絶えられないというのではなく、快感に身悶えしていた。

 夫は、時々吸い付いて、わざと花芯に歯を立てる。

 その次には、また舌で転がす行為を繰り返した。

 さっきまで心配だった、隠れて捨てた下着の事など、すっかり頭から消えて、夢中になっていた。


 やがて、夫は舌の動きを止めると、バイブに手を伸ばし、麻衣の蜜壺の中に挿入した。

 遠隔操作が出来るらしく、夫が手元のスイッチを押すと、それが動き始めた。

「きゃあー、あぁん、あぁん……、ご主人様ぁ…」

「何だ?」

「足が崩れますー……」

「そうか……じゃあ、崩れてみろ。特別に許可してやる」

 許しを得て、麻衣は床に転がった。

 お尻を揺らしながら快感に耐える。

 しかし、すぐには到達出来なかった。

 夫がスィッチを切った。

 麻衣は、「はぁはぁ・・・・・・」と息を切らしていると、夫がじっと見ているのを感じた。

 恥ずかしいが、夫に見られることが嬉しかった。

「このバイブを呼び鈴にする。動いたら、すぐに来るんだ。いいな?」

「はい、ご主人様」

「じゃあ、しばらく自由にしてやる」

「はい」

 家事をしようと思うが、洗濯は出来なかった。

 首輪をした上、剃毛された秘部が露になる赤いベビードールを着たこの格好で、お洗濯物は干せない。

 レースのカーテン越しに外を見ると、雲が薄くなったような気がする。

 − 明日は、首輪を着けられる前にお洗濯をしよう。

 まず、ベッドメイクをして、掃除機をかけることにした。

 蜜壺の中に違和感を感じるが、バイブが動いていない時には、普通に動ける。

 ただ、下を向いた時に、自分の乳房や秘所の透けて見えることが恥ずかしかった。

 夫の書斎に掃除機をかけている時に、バイブレーションが始まった。
 
 夫が呼んでいるのだ。

「あぁ・・・・・・」

 すぐに来い、と言われたが、走ることは出来ない。

 縮もうとする足を必死に前に出しながら、夫の元へ向かった。

「遅いぞ」

「はい・・・・・・、すみません」

「床に手をつくんだ」

「はい」

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