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幸せの欠片
第2章 痴漢
 ぎゅっと力を入れて合わせていた脚の力を緩めると、男の指がスッと迷いなくお尻側から花びらの間にたどり着いた。

「あ・・・・・・あぁ・・・・・・」

 軽く花芯を滑った指だけで、乳首の痛みとお尻のズッキンと連動し、身体が焼け付くような気がした。
 
 後ろから男の足が内股に入って来ると、右側の男は、お尻を掴んだ手を離し、内腿を掴むと軽く持ち上げるように固定し、脚を広げた。

 同時に、後ろの男の指が遂に体の中に入って来た。

 声を上げそうになるのを我慢し、必死に耐える。

 そのまま、2本突き刺すと、こねるように中で回した。

「う・・・・・・ん・・・・・・ん」

 しばらく出し入れを繰り返した後、ゆっくりと抜き、まさかと思っていた男の硬くなった熱いものが、充分に濡れた女唇を割って、手際よく挿入された。

「あんっ・・・・・・」

 公共の場所で、こんなに恥ずかしい格好をさせられている自分が信じられなかった。

 気がつくと、またの次の駅に到着していたけれど、開くのは反対側の扉なので、男たちは動じることもなく痴漢行為を続けている。
 
 こちらの扉が開くのは、二つ先の駅だ。

 この男達は、それを知った上で、この計画をしたのではないかと思う。

 だとしたら、二つ先の駅に着くまでこの行為が続けられるということなのだろうか。

 いや、着いたからといって逃れること出来ないのかもしれない。

 後ろ手に腕を拘束された上に、右脚も掴まれ、後ろから男のモノが入ったままでは逃げようがない。

 犯されていること自体恥ずかしいが、この姿を誰かに見られることを想像すると、もう生きては行けないくらい恥ずかしかった。

 駅から発車したところで、後ろの男に代わって、右側の男が後ろへ回り、自分の固くなったモノをいきなり奥まで突き刺して来た。

「きゃあ・・・・・・あぁ・・・・・・」

 かすれている上に、半分以上空気を含んだような声が漏れる。

 激しかった。

 男は、腰に手を回すと、ぐんぐんと思い切り突いて来た。

 その間、さっきまで後ろで突いていた男は、左の乳首と花芯を弄ぶ。

 好きでもない人に触られても感じるはずがないというのは迷信ではないかと思い始めた頃、後ろの男がお尻の蕾に触れるのを感じた。

 そんなところは、夫にも触られたことがなかったので、ヒヤッとする。

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