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幸せの欠片
第9章 クラブで
チュッチュッと吸われると、麻衣は我慢ができず、声が漏れた。
「はぁ……、あ……」
「麻衣、感じているのか?」
夫の悟は、アリアに自分のものを咥えさせながら、わざと意地悪な質問をして来る。
麻衣は、何故だかアリアには嫉妬を感じなかった。
谷口の舌には、特別な能力が備わっているのではないかと思われるほど、麻衣の体は熱くなっていた。
そこへ夫が見ているという際どい状況が作る罪悪感のようなものも手伝って、刺激で体が波打つほどに感じてしまう。
それでも麻衣は、夫が見ているのに、夫以外の男性の手で感じているとは思わせまいと、必死に頑張っていた。
「う、うぅ・・・・・・」
すると、谷口は、麻衣を感じさせようと、もっともっと責めて来る。
時折、不覚にも声を立ててしまうことはあったが、何とか耐えていた。
麻衣には、夫とアリアの様子を見る余裕はなかったけれど、その時、アリアが麻衣を助けるように傍らへやって来た。
「麻衣さん……」と言いながら谷口との間に割り込むようにして麻衣の体にキスを始めた。
同じ男性である谷口の手で感じるよりも、アリアとのプレイで感じるのを夫に見られる方が、麻衣としても気が楽だった。
麻衣は、秘唇を吸うアリアの頭を抱いて、髪を撫でると、アリアは麻衣の体を知っていることを誇示するように、核に上手に歯を立てた。
甘い痛みが全身に広がると、麻衣は一気に昇り詰めた。
「あぁーん、アリア……」
その様子を、じっと見ていた夫は、鞭を床に振るった。
「そうか。お前達は、仲がいいんだな」
合図で谷口が出て行くと、悟は麻衣に語り始めた。
「麻衣、ここへ来て驚いたか?」
「えぇ。こんなに大掛かりなことだとは知りませんでした」
「こんなところは嫌か?」
「……わかりません」
「何が?」
「だって、あなたは、私の知っているあなたとは、どんどんかけ離れていく気がして……」
「自分に加虐性欲のあるということに気がついたのは、2年ほど前かな? いや、もっとずっと前からあったかもしれない。麻衣を見つけた時には、すでに、そういう欲を感じていたと思う」
「はぁ……、あ……」
「麻衣、感じているのか?」
夫の悟は、アリアに自分のものを咥えさせながら、わざと意地悪な質問をして来る。
麻衣は、何故だかアリアには嫉妬を感じなかった。
谷口の舌には、特別な能力が備わっているのではないかと思われるほど、麻衣の体は熱くなっていた。
そこへ夫が見ているという際どい状況が作る罪悪感のようなものも手伝って、刺激で体が波打つほどに感じてしまう。
それでも麻衣は、夫が見ているのに、夫以外の男性の手で感じているとは思わせまいと、必死に頑張っていた。
「う、うぅ・・・・・・」
すると、谷口は、麻衣を感じさせようと、もっともっと責めて来る。
時折、不覚にも声を立ててしまうことはあったが、何とか耐えていた。
麻衣には、夫とアリアの様子を見る余裕はなかったけれど、その時、アリアが麻衣を助けるように傍らへやって来た。
「麻衣さん……」と言いながら谷口との間に割り込むようにして麻衣の体にキスを始めた。
同じ男性である谷口の手で感じるよりも、アリアとのプレイで感じるのを夫に見られる方が、麻衣としても気が楽だった。
麻衣は、秘唇を吸うアリアの頭を抱いて、髪を撫でると、アリアは麻衣の体を知っていることを誇示するように、核に上手に歯を立てた。
甘い痛みが全身に広がると、麻衣は一気に昇り詰めた。
「あぁーん、アリア……」
その様子を、じっと見ていた夫は、鞭を床に振るった。
「そうか。お前達は、仲がいいんだな」
合図で谷口が出て行くと、悟は麻衣に語り始めた。
「麻衣、ここへ来て驚いたか?」
「えぇ。こんなに大掛かりなことだとは知りませんでした」
「こんなところは嫌か?」
「……わかりません」
「何が?」
「だって、あなたは、私の知っているあなたとは、どんどんかけ離れていく気がして……」
「自分に加虐性欲のあるということに気がついたのは、2年ほど前かな? いや、もっとずっと前からあったかもしれない。麻衣を見つけた時には、すでに、そういう欲を感じていたと思う」