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幸せの欠片
第9章 クラブで
 夫の前をアリアと並んで進んで、たどり着いた場所にはステージがあった。

 二人が這って歩くと、衣装に付けられた飾りが乾いた鈴のような、シャリン、シャリンと音を立てる。

 ステージの上に上がると、観客席には、6人のゲストがいた。

「ピンクのは愛、ブルーのはマリアと言います」

 夫が一文字を入れ替えて、二人を紹介すると、観客席から拍手が起こった。

 4人までが、黒っぽい普通のスーツを着ていたが、ゲストの中には、タキシードのような衣装の男性と、マスクをした男性もいた。

「では、愛とプレイをなさるのはどなたでしょうか?」

 アイマスクをした男性が手を挙げた。

「マリアは?」

 黒いスーツの男性が、ニヤリとしてから手を挙げた。

 夫は、それぞれの男性にリードを渡すと、「では、他の皆様は、一緒にラウンジへ参りましょう」と言って移動を促した。

 麻衣は、アイマスクの男性にリードを引かれて、ついて行った。

 途中、夫がアイマスクの男性に何ごとか耳打ちをしているのを見たが、声はよく聞こえなかった。

 連れて行かれた部屋には、赤い婦人科の診察台のようなものが置かれていた。

「さぁ、台の上に上がりなさい」と男に言われた。

「……はい」

「私のことは、先生と呼びなさい」

「はい、先生」

「よろしい」

 麻衣が台の上に上がると、男が「はい、いいですよ」と言い、次いで「少し腰を浮かせましょう」と言った。

 お医者さんごっこのつもりでいるのがわかると、合わせるのは難しくなかった。

 麻衣が、言われた通りに少し腰を浮かせると、医師に扮した男は、衣装のパンツをずらして脱がせた。

「足を固定しますからね」

「はい、先生」

 両足を開かれた時、「あっ」と、少し縮めると、「はい、力を抜いて」と、大きく両足の幅を広げられた。

 片足ずつ、両足がベルトで固定される。

 スィッチで、お尻の部分の台が下へ降りて行った。

 男は手袋をつけて、麻衣の秘所に指を入れる。

「うーん、ちょっとよくわかりませんね。詳しく見てみましょう」

 そう言うと、クスコを使って壺の中を広げ、覗き込み始めた。

「いやっ」
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