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幸せの欠片
第9章 クラブで
「綺麗に縛って差し上げますからね。それは保証いたします」

 そう言われても、麻衣には、どんな種類があって、何が美しいのかよくわからない。

「まず、ガウンを取ってください」

 その時、少しだけ白髪の混じった綺麗な前髪の奥の目がキラリと光ったような気がした。

 麻衣は、言われた通りに、ガウンを脱ぐと、両手で胸を隠し、足を堅く閉じた。

 原は、麻衣の二の腕を軽く掴んで、「骨が細くていいですね」と言った。

「でも、隠されては、よくわからない。乱暴に扱われるのがお好みならそうしますが、ご自分で腕と足を開きませんか?」

 麻衣は、(そうしなければならないだろうとわかっていたけれど、初めからそんなポーズをできる人はいないと思います)と心の中でつぶやいた。

 意を決すると、目を閉じてから両腕を下げ、少しだけ足を緩めた。

「はい、いいですよ。確かに、あの時よりも少し引き締まっていますが、乳房のボリュームがあまり減らなかったのは良かったですね」

「はい……」

「うーむ、後ろ手にして、上半身をはしご縛りにしてみましょうか」

 どんな風になるのかはわからなかったが、今は、全てを原に委ねるより仕方がなかった。

「ご主人が見たら、きっと喜びますよ」

「主人もここへ来るのですか?」

「正確には、少し違いますが、お見せしますよ」

「………」

 原は、おもむろに収納棚の引き出しから縄を取り出すと、麻衣を縛り始めた。

 途中、縄を掛ける位置を確かめるためか、乳房を掴んで上下に動かしたり、お尻を掴まれたりした。

 その度に、小さく息が漏れ、花芯は疼き、蜜が染み出し始めるのを感じた。

「麻衣さんも、縄はお好きなようですね。アリアも呼んでありますから、もうすぐここへ来て左右を反対にしたお揃いの縛りを施すつもりです」

「……えぇ」

 アリアがいると、それだけで麻衣は心強かったので、とても嬉しかった。

 縄が締められると、恥ずかしいのと同時に、責められている悦びなのか、体がどんどん熱くなり、麻衣は「はぁ、はぁ」と息を漏らし始めていた。

「さぁ、出来ましたよ」

 そう言われた時には、足以外に身動きができない状態になっていた。

 やがて、アリアが部屋の中に入って来て、同じように縛られるのを見ていると、麻衣の体は、それにも反応し、さらに熱くなって行った。
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