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ロリ放題の世界
第7章 オシオキしちゃうぞ!
俺に腕を絡めたまま、リナがメニューを見せてくる。
メニューにはフルーツの盛り合わせの大と小とあり、リナが指差す大は60円。
「いいよ。そういえば、指名料っていくらなの?」
「えっ?」
「後学の為に知っておきたいから」
「そう。指名料は、1人20円。それは全部そのコに入って、売り上げは指名のコに1割入るの。それと、月の売り上げ上位には、賞金も出るんだよ」
そんなシステムは、俺の世界と殆ど変わらないのか。まあ、上司に連れて行ってもらって聞いただけだが。
「他にも頼んでいいよ」
「やったぁー。すいませーん!」
黒服を呼んだリナが、フルーツの他にもいくつか頼んでいた。
毎週この世界に来ても、使うのは3千円に満たない。それでロリちゃんと話せるだけでも幸せだ。メイドカフェだってもっとかかる。
「コレ、何?」
届いたフルーツの端にあった1つを指差した。皮は剥かれているようだが、毒々しい紫色の果肉。
「お兄ちゃん、ガバク知らないの? あー、やっぱり王族の人だぁ。コレ、安いもん。いつも、メロンとかクランとか食べてるんでしょ?」
クランは知らないが、愛想笑いしておいた。
「カーナちゃんは戻って来ないの?」
「カーナはいいじゃん。ねっ、お兄ちゃん」
少し怒ったように言うと、リナは俺の手を取って自分の胸に一瞬触らせる。
「ココじゃ、スタッフに見られたら、怒られちゃうからぁ……」
少し膨らみかけている感じ。でも、ペッタンコに近いだろう。
「個室もあるんだけどぉ、100円かかるの。王族のお兄ちゃんなら大丈夫だよねぇ?」
甘えた声で言われ、俺はリナと個室に行くことにした。
個室と言う割には広くて、ここも南国のような装飾。
少し待たされた後に来たから、頼んだものはもうテーブルに揃っていた。
「お兄ちゃん、はいっ」
リナがガバクと言っていたフルーツを楊枝で差し出される。
恐る恐る口に入れると、甘酸っぱくて美味しい。
「庶民のフルーツも、美味しいでしょ?」
リナがニッコリと笑う。
可愛い。可愛すぎる。
「他の物は味わえないの? リナちゃんとか……」
「うん。いいよ。紐、解いてぇ」