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Ate
第3章 ─絡まる恋心─
凛音は泣き疲れたのかソファーの上で眠っていた。
玲はこの状況にどうしようか、と悩むのであった。いくら女子とはいえ凛音も子供じゃない。同年代の女子と同じぐらいの体重がある。運べるかはわからない。それに、運び途中で他の生徒に会ったらそれこそまずい。
そんなわけでソファーの上で眠る少女に毛布をかけ、玲は少し離れた位置で民放を眺めていた。
ふと、パーカーに入っている携帯の着信音に気付く。
送信者は鈴葉だった。内容は『助けて』の一言のみ。
疑問に思い問いを返すと『カーテンの付け替えが出来ない』とのこと。元々不器用なことを知っているから思わず溜め息が出た。
「ったく…」
横目で凛音を見ると深い寝息を立てていた。起きないだろう、と思いつつも念の為、『鈴の手伝いに言ってくる』と置き手紙をし、コーヒー色の髪をかき上げてから部屋を後にした。
玲はこの状況にどうしようか、と悩むのであった。いくら女子とはいえ凛音も子供じゃない。同年代の女子と同じぐらいの体重がある。運べるかはわからない。それに、運び途中で他の生徒に会ったらそれこそまずい。
そんなわけでソファーの上で眠る少女に毛布をかけ、玲は少し離れた位置で民放を眺めていた。
ふと、パーカーに入っている携帯の着信音に気付く。
送信者は鈴葉だった。内容は『助けて』の一言のみ。
疑問に思い問いを返すと『カーテンの付け替えが出来ない』とのこと。元々不器用なことを知っているから思わず溜め息が出た。
「ったく…」
横目で凛音を見ると深い寝息を立てていた。起きないだろう、と思いつつも念の為、『鈴の手伝いに言ってくる』と置き手紙をし、コーヒー色の髪をかき上げてから部屋を後にした。