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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第28章 BLUE BIRD
俺の足は勝手に
来た道…
廊下を引き返していた
〃今の・・・〃
数組の見舞い客とすれ違い
最後の……デカイ荷物持った男女
て言うか、夫婦?
〃今の・・・もしかして〃
小走りに引き返す俺の耳に
廊下に響き渡るような声が聞こえた
『!?・・・ぉ・・・お義父さん…っ』
一瞬でうろたえたのが…わかる
ヤツの声…
『・・・』
〃やっぱり・・・〃
俺は追いかけるように走った
病室の前で
ひっそりと
中の様子を覗いた
すれ違う瞬間にピン…と来た
もしかして、も何もない
誰が見たってわかる
見れば・・・わかる
『お義父さん……お義母さん……?!』
『・・・』
〃・・・〃
俺が最後にすれ違った夫婦は
マリアの・・・両親だ
来た道…
廊下を引き返していた
〃今の・・・〃
数組の見舞い客とすれ違い
最後の……デカイ荷物持った男女
て言うか、夫婦?
〃今の・・・もしかして〃
小走りに引き返す俺の耳に
廊下に響き渡るような声が聞こえた
『!?・・・ぉ・・・お義父さん…っ』
一瞬でうろたえたのが…わかる
ヤツの声…
『・・・』
〃やっぱり・・・〃
俺は追いかけるように走った
病室の前で
ひっそりと
中の様子を覗いた
すれ違う瞬間にピン…と来た
もしかして、も何もない
誰が見たってわかる
見れば・・・わかる
『お義父さん……お義母さん……?!』
『・・・』
〃・・・〃
俺が最後にすれ違った夫婦は
マリアの・・・両親だ