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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第29章 果たされぬ・・・約束
※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『すみませ~ん、お願いしま~す』
「はい、どうぞ~~♪」
『あの、車椅子を乗せて頂きたいんですが
トランク開けていただけますかしら?』
「えぇ、えぇもちろん!
積み込みやりますのでお客さんは
どうぞ、お乗り下さいね♪」
『すみません、御手数おかけします
・・・ん?…あのぅ
もしかして…ラッキータクシー???』
「お♪お嬢さん知ってるね?
ラッキーですよ~♪
ま…何がラッキーなんか
おっちゃんも、ようわからんけどね(笑)」
『『アハハハハ~』』
バタン・・・
「母娘(おやこ)でお出かけですかい?
仲が良くていいですね~♪」
『治療法…探して
有名な鍼師の先生の所に行った帰りです』
『色々試してはみたんですけどね…中々』
「ほぉ~…親子で頑張ってるんですね」
『ふふ・・・。・・・?
運転手さん?
なんか・・・このタクシー
〃いい匂い〃がしませんか?』
「ん?…そうですかい?」
『ねぇ…お母さん?』
『??お母さんわからない
なんの匂い?』
『んー・・・何って言われると、ないけど
物の匂いじゃなくて…美味しい空気みたいな
・・・〃懐かしい匂い〃・・・かな?』
『わかるわけないじゃないそんなの!(笑)』
『ふふ・・・やっぱり?(笑)
脚動かない分、鼻が
異常に発達しちゃったのかな♪
それより…ごめんねお母さん
いっぱい迷惑ばっかり…』
『何言ってるんだか、この子は
やれることは全部やってみる
その約束でしょ♪』
『ふふ・・・でも
ラッキータクシー乗ったから
良いことあるかもね♪』
「うん!そうだそうだ
前向きにしてたらきっと幸せは
向こうからやってくるよ!
しかし~久々に言われたよ
ラッキータクシー
もうブーム終わったんかと思ってね(笑)
お客さんの前にも
若いお兄ちゃん乗せたけど
興味なさげにボーっと外みとったさ(笑)」
『あら、勿体ない』
『ふふ…でもその人にも
良いことあるといいね、お母さん』
『また、この子は(笑)』
『だって・・・誰かが泣いてるより
笑ってる方が良いじゃない・・・』
『すみませ~ん、お願いしま~す』
「はい、どうぞ~~♪」
『あの、車椅子を乗せて頂きたいんですが
トランク開けていただけますかしら?』
「えぇ、えぇもちろん!
積み込みやりますのでお客さんは
どうぞ、お乗り下さいね♪」
『すみません、御手数おかけします
・・・ん?…あのぅ
もしかして…ラッキータクシー???』
「お♪お嬢さん知ってるね?
ラッキーですよ~♪
ま…何がラッキーなんか
おっちゃんも、ようわからんけどね(笑)」
『『アハハハハ~』』
バタン・・・
「母娘(おやこ)でお出かけですかい?
仲が良くていいですね~♪」
『治療法…探して
有名な鍼師の先生の所に行った帰りです』
『色々試してはみたんですけどね…中々』
「ほぉ~…親子で頑張ってるんですね」
『ふふ・・・。・・・?
運転手さん?
なんか・・・このタクシー
〃いい匂い〃がしませんか?』
「ん?…そうですかい?」
『ねぇ…お母さん?』
『??お母さんわからない
なんの匂い?』
『んー・・・何って言われると、ないけど
物の匂いじゃなくて…美味しい空気みたいな
・・・〃懐かしい匂い〃・・・かな?』
『わかるわけないじゃないそんなの!(笑)』
『ふふ・・・やっぱり?(笑)
脚動かない分、鼻が
異常に発達しちゃったのかな♪
それより…ごめんねお母さん
いっぱい迷惑ばっかり…』
『何言ってるんだか、この子は
やれることは全部やってみる
その約束でしょ♪』
『ふふ・・・でも
ラッキータクシー乗ったから
良いことあるかもね♪』
「うん!そうだそうだ
前向きにしてたらきっと幸せは
向こうからやってくるよ!
しかし~久々に言われたよ
ラッキータクシー
もうブーム終わったんかと思ってね(笑)
お客さんの前にも
若いお兄ちゃん乗せたけど
興味なさげにボーっと外みとったさ(笑)」
『あら、勿体ない』
『ふふ…でもその人にも
良いことあるといいね、お母さん』
『また、この子は(笑)』
『だって・・・誰かが泣いてるより
笑ってる方が良いじゃない・・・』