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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第7章 守りたい・・・
マリアは錯乱状態だ。

あまり話もできず震えるばかりだった。


『マリア…すぐに、すぐに戻るから』



マリアを説得して家を出て
薬局に走る。


いくらなんでも
あのままにはしておけない。







『マリア…こっち向いて』

『・・・っい』



マリアの痛ましい傷を手当てした。




『すぐおわるから…チョット我慢して』

『…っ、痛っ』






『ごめんな?…よし、おわり』

『あり・・・がとう』






一通り、手当てして
マリアと向かい合う。











『前にも、こんなことあったの?』

『…ここまでは・・・初めて』







少しだけ落ち着いてきたマリアが
ようやくまともに口をきいた。








それでもいつもと違うこと



マリアは・・・



俺の服の裾を掴んで
ずっと離そうとしないんだ。




余程こわい思いをした・・・


当然か



そんなのは言うまでもない






俺はただマリアの隣にいた。





『・・・私が、わるいの』

『違うと思うぞ…』



マリアは・・・少し洗脳状態なのか?




『パソコンを・・・使ったから』

『…それが理由・・・?!』




マリアの精神状態も心配だが

その男・・・いよいよ大丈夫か?
と、ドン引きする。




『…履歴を消すのを忘れたから』





『・・・何か調べてたの?』





『・・・』






『大丈夫・・・俺は怒ったりしないよ。
驚きもしない。大丈夫…』




混乱の抜けきらないマリアを
なだめるしかできなかった・・・。
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