この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第10章 ダメかな・・・?
マリアは籠の鳥ではなくなった・・・




だけど本当の〃自由〃に
なったワケではなかった。



『それじゃ、やっぱりまだ…』


『ん…。離婚届も、提出はしてないと思う。
破り捨てたかな?
まぁ、私は予備もってるけどね…アハ』



『・・・』


『ん…まぁ、そうトントン拍子に
行くとは考えていないよ私も…』









離婚は・・・成立していない。



おそらく…


いや、確実に。









マリアの

〃やらなければならないこと〃は

まだ…残っている。




大きな事が…


解決しないまま残っている。





籠の中から

飛び立ったマリアには・・・


まだ大きな…重い〃足枷〃が
巻き付いている。






大喜びは束の間・・・



部屋の中が
一気に暗い雰囲気になった。





『フゥ・・・』

『・・・』




一通りの話を俺にしたマリアが
少しため息をついた。





『~~~ゆぅちゃん?
お茶、おかわりするっ???』


『え・・・』





『ふふっ!はい…飲んだ飲んだ(笑)

ほら、お菓子も食べて~?♪

もぉ、暗いよ!暗い~』






マリアが明るく切り替えた。





『ふふふっ・・・一歩一歩』



『???』





『ゆぅちゃん言ってくれたでしょ?

〃まずは一歩から〃…って

ここまで来れたから…

また一歩ずつ、やっていくだけ』




『ふふ・・・そうだな』





ちなみにマリアの話によると

バイト先の店長や
仲の良いスタッフなんかは

うすうす…というか
今となっては事情も知っていて

協力してくれたり
マリアの精神的支えに
なってくれてるようだった。

そんな話も
俺をすごく安心させてくれた。

本当に…良かった。






『なぁ…マリア?どうだ?

お城の・・・空気の味は?』








『ふふっ・・・〃最高〃!!!』


/1222ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ