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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第15章 命の・・・重さ
たまたま近くまできた…
ってのは少しウソだけどな


こんな俺でも…少しばかり
心労があったのかもな。



実家に帰ってくるのは久々だった




『優人~どうだ?
昼メシでも行くか?』



『あぁ、うん…悪いね父さん

せっかく母さんもいなくてのんびりの

貴重な休みに(苦笑)』





『(笑)ハハハっ

何を言ってる・・・よし、行くか』




おっとりした・・・中年のオッサン

俺の育ての父親。




ホントおっとりした人だぜ?

俺と違って口も悪くねぇしさ(笑)



おっとり?…やっぱ優しい人でさ

オッサンはオッサンだけど




俺の親父…にしては

ちと若いだろ?






そりゃそうなんだ


母親より8つ年下だからな(笑)






この人がさ

バツイチ子持ちの俺の母親と

なんで結婚したんだろうな?

未だに不思議?…




しかし、この人のおかげで

俺の家族は

どこにでもいる…普通の

普通の穏やかな家族になれたんだよな



母親も…どこにでもいる

普通の奥さんになれて

今じゃ子どもも手がかかんねぇから

自分の時間を大切にしたり

楽しんで過ごしてる

…ついでに夫婦仲睦まじくな?






それらは紛れもなく


この人のおかげなんだ。





まぁ…そんな



俺の家庭事情?…。







『ほい、おつかれさん』

『うん…』





昼メシ・・・



と称して



昼間っから親父とビール飲んでる俺・・・(笑)



まぁ、たまにはいいだろ?




『先週マシロ来てたでしょ?』


『あぁ、うん。優人のとこ行ったろう?』




『…散々な目にあったぜ(苦笑)』


『ハハハっ!
〃兄ちゃんの生存確認だ~〃
なんて言ってなぁ♪

張り切って行ってくれたんだよ(笑)
ホントにマシロは可愛いやつでなぁ♪』



『・・・止めてくれよ父さん(苦笑)』





なんでかな…俺は

なんか、父さんと話したかったんだよな。




『なぁ父さん?…マシロってか

娘って・・・可愛い?』



『フフン…なんだ優人?ヤキモチかぁ?♪』




あ、コレ↑は酔ってるっぽいのね(苦笑)




『そりゃぁ、親は娘も息子も
可愛いだろう~…』













『・・・血の繋がりが・・・なくても?』
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