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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第15章 命の・・・重さ
『・・・。・・・フフン♪』


『や……その、ごめん父さん
深い意味はねぇんだけどさ…』




知っての通り

俺とこの人には…
この人と俺ら兄妹には

血の繋がりがない。




俺の母親と再婚していて
俺も真白も正式に養子になっているから
戸籍上ちゃんと親子関係ではあるが

血の繋がりはない。





それがどうってことはないんだ


俺は、むしろ血の繋がりがあるなんて
思いたくもねぇ親の存在も知ってるからな

どこで、何してやがんだか
生きてんだか死んでんだかも知らねえけど


そんな…〃血の繋がり〃なんていう
得体の知れないモンに縛られてるより



俺や妹を受け入れて
育ててくれたのは、この人だから


〃家族〃として
守ってくれたのは、この人だから


この人が・・・正真正銘


俺の〃父親〃なんだけどさ。







『父さんさ・・・ぶっちゃけ
どう思ってたの?…俺と真白のこと』


『どうって?・・・』





『・・・ジャマだと、思った事とか
なかったの?』


『・・・』




ぶしつけな質問だ…ってのは
わかってた。




『その…さ、母さんと一緒になるのは
いいとして…コブ付きだったワケだろ?
普通…ためらわねぇ?』



『ふふ…なにを妙なことを
言うのかと思えば

なんだか…
〃大人〃になったのか優人?(笑)』



『え……』





『あんな…〃子どもライオン〃みたいだった
優人がなぁ~~…♪(笑)』





『は・・・?』






『優人は~…9才…かそこらか?
初めて会ったのは

ものすっっっごい形相で
睨まれたモンだよ♪ハハハ

ガルルルルっ…とでも吠えてきそうでなぁ(笑)』




『???・・・;💧と、とおさん?』




俺・・・そんな記憶・・・ねぇけど。






『ここの家は
小さいライオンがいるなぁ~と
思ったのが第一印象だったなぁ♪』




親父が・・・昔話をする。
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