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第16章 瞬間(とき)の・・・悪戯

『シノくん～？みんな繰り出すけど
シノくんも行こうよ～♪』



久々に出てきたなこの女(笑)



『ん？…あ～ワリィ今日はパス』





ご存知、最近は忙しいからな


ってのもあるし


それゆえにマリアと一緒にいる時間を
大切にしてる。





『え～シノくん！最近付き合い悪いぞ！？
もっぱらのウワサだよっ？
シノくんいなきゃつまんないっ！』



『あ～うっせぇな！なぁにがつまんねぇだ

俺なんか呼んだって、どーせ
お前は当たり散らすだけだろーがっ

また合コンの腹いせだろ？
勘弁しろよな～？！』





そんな日常の中にも
俺は〃ウワサ〃なんて言葉に

内心敏感に反応してしまったりもする。





実際なんもなかったりなんだけどな
どうしても神経尖っちまうんだ





ま、ウワサなんかされたとしても
人の噂も７５日・・・


くだらねぇ他人の誹謗中傷なんか
好きなヤツはゴロゴロいる


ほっとけばそのうち興味も薄れる
対象も反れる・・・


知らん顔して堂々としてりゃいい



したら案外なんも起こらねぇからさ。










「シノミヤ～～♪来週空いてる？」




・・・ったく

どいつもこいつも

合コン合コンて・・・







『あん？～人数合わせかよ？(笑)パス』


「あ、バレた？(笑)バカちげぇよ
フフン…ま、面子が面子だからなぁ♪」





『あんだそれ？』









「ん～～・・・お前好きかと思ってさ




〃人妻〃コン・・・」








『・・・・・・』









え・・・？