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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第16章 瞬間(とき)の・・・悪戯
ミユの言葉に俺は多分・・・
咄嗟に目を反らしたと思う。
『ミユ・・・』
『不倫なんか…最低なことだよ?!
シノくんわからないはずないよねっ!?』
『ミユ…ちと落ち着けって…!一体…』
そう言いつつ
落ち着かなきゃならないのは俺だ…
『シノくんは違くても、相手の女は
〃相手〃がいるんでしょっ?!
興信所でも雇われて!付けられて
写真なんか撮られたらオシマイだよっ?!』
『ミユっ…!』
ドクっ…ドクっ…ドクっ…
『訴えられたりしたらオシマイだよっっ?!』
誰に・・・何を言われたって
俺は・・・
『ミユ・・・酔いすぎだぞ』
『酔ってなんかない・・・』
バタン…
俺から離れて
ミユが玄関のドアを閉めて
『シノくん・・・』
『おい・・・いい加減にしろって』
ミユが泣きながら
再び俺に抱きつく…
『・・・好きだよ、シノくん』
『・・・・・・?!』
『ユウト・・・・・・好き』
アクシデント…
去ってはまたアクシデント…
そして、思いがけないことは続くモンだ
本当に・・・本当にな
『ミユ・・・ふざけるなって』
『いくらあたしでも…ふざけて
こんなこと言うわけないじゃん』
『・・・』
『ずっと・・・好きだったのに
なんであたしじゃダメなの?
なんで・・・わざわざ
そんな人と不倫しなきゃならないの?』
『・・・・・・』
何がなんでも・・・切り抜けろ
咄嗟に目を反らしたと思う。
『ミユ・・・』
『不倫なんか…最低なことだよ?!
シノくんわからないはずないよねっ!?』
『ミユ…ちと落ち着けって…!一体…』
そう言いつつ
落ち着かなきゃならないのは俺だ…
『シノくんは違くても、相手の女は
〃相手〃がいるんでしょっ?!
興信所でも雇われて!付けられて
写真なんか撮られたらオシマイだよっ?!』
『ミユっ…!』
ドクっ…ドクっ…ドクっ…
『訴えられたりしたらオシマイだよっっ?!』
誰に・・・何を言われたって
俺は・・・
『ミユ・・・酔いすぎだぞ』
『酔ってなんかない・・・』
バタン…
俺から離れて
ミユが玄関のドアを閉めて
『シノくん・・・』
『おい・・・いい加減にしろって』
ミユが泣きながら
再び俺に抱きつく…
『・・・好きだよ、シノくん』
『・・・・・・?!』
『ユウト・・・・・・好き』
アクシデント…
去ってはまたアクシデント…
そして、思いがけないことは続くモンだ
本当に・・・本当にな
『ミユ・・・ふざけるなって』
『いくらあたしでも…ふざけて
こんなこと言うわけないじゃん』
『・・・』
『ずっと・・・好きだったのに
なんであたしじゃダメなの?
なんで・・・わざわざ
そんな人と不倫しなきゃならないの?』
『・・・・・・』
何がなんでも・・・切り抜けろ