この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第17章 翼を・・・ください
救急車の中で…俺はマリアの異変に気付く
マリアの股の辺りを
真っ赤なモンが伝って・・・
マリアの淡いクリーム色のスカートが
少しずつ…紅く染まっていく
テレビ?ドラマ?
そんなもんでもなければ…
少し転んだ、だの
すべった…だの
少しこけた・・・どころじゃないことは
俺にもわかってた
俺が・・・一番わかってた
俺の・・・目の前で起こったんだから
『っっ・・・!!!』
ガチッ・・・
無意識・・・なのだろうか
俺は医者じゃない
どうして良いかもわからなければ
俺にはどうにも出来ないこと…
医者でもない、女でもない
そんな俺にも、目の前のマリアの
〃それ〃が・・・
何か〃マズイ事だ〃・・・
それだけはわかる
条件反射のように
マリアのスカートに
手を突っ込んで
俺はマリアのそこに手を当てて
押さえていた
「っ何してるんですっ!?」
救急隊員がギョっとして
俺を制止する
『~~っ!!』
なんだよこれっ・・・!?
止まれよっ・・・
「やめて下さい!!」
『~~っ!!』
止まれ…止まれ止まれっ・・・!!!
「やめなさいっ!!……はなれて…!」
隊員にはね除けられて
やっと我に返る
『っっ・・・だったら…
なんとかしてくれよ・・・っ』
助けてくれよ・・・
だれか・・・誰だっていい
助けてくれよ
マリアも・・・子どもも
俺じゃ助けられねぇんだ・・・
助けてくれよ・・・たのむよ
マリアの股の辺りを
真っ赤なモンが伝って・・・
マリアの淡いクリーム色のスカートが
少しずつ…紅く染まっていく
テレビ?ドラマ?
そんなもんでもなければ…
少し転んだ、だの
すべった…だの
少しこけた・・・どころじゃないことは
俺にもわかってた
俺が・・・一番わかってた
俺の・・・目の前で起こったんだから
『っっ・・・!!!』
ガチッ・・・
無意識・・・なのだろうか
俺は医者じゃない
どうして良いかもわからなければ
俺にはどうにも出来ないこと…
医者でもない、女でもない
そんな俺にも、目の前のマリアの
〃それ〃が・・・
何か〃マズイ事だ〃・・・
それだけはわかる
条件反射のように
マリアのスカートに
手を突っ込んで
俺はマリアのそこに手を当てて
押さえていた
「っ何してるんですっ!?」
救急隊員がギョっとして
俺を制止する
『~~っ!!』
なんだよこれっ・・・!?
止まれよっ・・・
「やめて下さい!!」
『~~っ!!』
止まれ…止まれ止まれっ・・・!!!
「やめなさいっ!!……はなれて…!」
隊員にはね除けられて
やっと我に返る
『っっ・・・だったら…
なんとかしてくれよ・・・っ』
助けてくれよ・・・
だれか・・・誰だっていい
助けてくれよ
マリアも・・・子どもも
俺じゃ助けられねぇんだ・・・
助けてくれよ・・・たのむよ