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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第18章 捕らえられた・・・かごのとり
下手なリスクを犯すのは
得策じゃない…


百も承知だが


エレベーターを降りた俺は



踏み込んで…良かった



結果として、そう思った








マリアの家・・・


正確には
マリアの家〃だった〃
戸別のドアの前に立つ





『・・・』





確信して、ここに来たわけじゃない


だけど・・・





『・・・・・・』





あるいは無駄なリスクを冒して
ここに来た


だけど・・・俺は確信した






グッ・・・





ピンポーン・・・





戸別玄関のインターホンを押した


迷い・・・?


しなかったぜ






少なくとも…少なからず

ここの〃家主〃だけは

今ここにいない・・・

そう思ったからな






一見するとわからないかもしれないが

このドアに…少しばかり
見慣れないモンがくっついていたからだ




『・・・・・・』




二重ロック…


こんな時代だからな


それ自体は、ぶっちゃけ
珍しくもなんともない





だけど、この家のそれは
鍵穴が2つある…それとは違う



通常の鍵穴と



少し人目をはばかるように

ドアの下の方に

お粗末…と言うか
簡易式のロック


即席のカギっつぅかな
通販とかで簡単に手に入るような
素人でもつけれる


簡単に付け外し出来る
鍵で二重ロックされてたんだよ






や……俺カギ屋じゃねぇぜ?
知ってると思うけどさ


あぁ、めんどくせぇ
どっから、なんて説明するかな
俺今ちと焦り始めてるからさ



要は・・・この補助錠の存在がさ

俺に、ここの家主が〃不在〃だって
確信させてくれたってことだよ



このタイプの鍵は

〃外からしか〃掛けられねぇから






でもって、ついでに言っとくと




この家主は…少なくとも今は
男の一人暮らしのはずだろ?




ある意味でわざわざ
逆に留守を知らせちまうようなさ

お粗末な二重ロックなんか
するかよ、フツー…

必要あるか?

それも、こんな

セキュリティしっかりしてそうな
ご立派なマンションでさ…





なんて・・・思った俺は




まさかの最悪までもが
確信に変わるような思いで


インターホンを鳴らし続けた
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