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第18章 捕らえられた・・・かごのとり

ピンポーン・・・


『・・・』



応答は…なかった




それならば
余計な事が起こらないうちに
立ち去るのがベストだ




『・・・』



俺は、かろうじて控えてあった
ここの自宅の電話を鳴らした


いつかマリアに言われたように
非通知にするのを忘れずに


焦りつつも
段々と冷静になって…






電話も応答なし・・・



ちなみに留守電に切り替わった
その録音された声の主は
・・・マリアだった



『・・・』




マリア・・・どこにいるんだよ





そう内心呟きながらも


俺は…ほぼほぼ確信していた





ここに・・・・・・いる









もはや勘とかじゃなくてな

物理的に…そう思ってたんだ





家主のライフスタイルに
不釣り合いそうな
妙な二重ロック・・・



仮に防犯の為ならば
見ようによっては
かえって無用心そうな…



そんな…隙だらけな男には
正直みえない




なら、なんのために？





余程かくしたい・・・〃なにか〃？



いや・・・〃物〃なら
出てこないだろ





例えば・・・中に

〃誰かを〃・・・・・・とか