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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第18章 捕らえられた・・・かごのとり
『・・・』
いた・・・
本当に・・・いた
安心するような気持ちと
高ぶるような気持ちとで
手が震えた
マリア・・・
マリア・・・らしき
いや、マリアだよな
その人影は・・・
カーテン越しだが
膝を抱えて
壁に寄りかかって座ってるのが見えた
まだ西陽も差していない
比較的穏やかな日射し
俺は…考える余裕なく
ガラス窓を叩く
コンコン・・・
ビクッ・・・
露骨に・・・中の人影が
驚いて動いたのが見えた
そりゃ当然だよな・・・
フツーはこんなことされないし
誰もしない・・・
驚かせるのも
怖がらせるのも可哀想だ
カーテン越しで
中から、どの程度こちらが
見えてるだろうか?
俺は…早く姿を認識してもらおうと
窓に顔を近づけた
膝を抱えて座っていた人影は
ビクビクと後退りしてるようだ
『マリア・・・』
コンコン・・・
聞こえるか否かはともかく
俺はその名を呼びながら
窓を叩く…
シャー・・・
しばらくすると
人影が、恐る恐る窓に近づいてきて
そのカーテンが空いた
〃『ゆぅちゃん・・・!?』〃
ハッキリとは聞こえないが
マリアがそう言ったのがわかる
そして同時に
俺はその姿と・・・無事を
ようやくこの目で確かめられた
いた・・・
本当に・・・いた
安心するような気持ちと
高ぶるような気持ちとで
手が震えた
マリア・・・
マリア・・・らしき
いや、マリアだよな
その人影は・・・
カーテン越しだが
膝を抱えて
壁に寄りかかって座ってるのが見えた
まだ西陽も差していない
比較的穏やかな日射し
俺は…考える余裕なく
ガラス窓を叩く
コンコン・・・
ビクッ・・・
露骨に・・・中の人影が
驚いて動いたのが見えた
そりゃ当然だよな・・・
フツーはこんなことされないし
誰もしない・・・
驚かせるのも
怖がらせるのも可哀想だ
カーテン越しで
中から、どの程度こちらが
見えてるだろうか?
俺は…早く姿を認識してもらおうと
窓に顔を近づけた
膝を抱えて座っていた人影は
ビクビクと後退りしてるようだ
『マリア・・・』
コンコン・・・
聞こえるか否かはともかく
俺はその名を呼びながら
窓を叩く…
シャー・・・
しばらくすると
人影が、恐る恐る窓に近づいてきて
そのカーテンが空いた
〃『ゆぅちゃん・・・!?』〃
ハッキリとは聞こえないが
マリアがそう言ったのがわかる
そして同時に
俺はその姿と・・・無事を
ようやくこの目で確かめられた