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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第18章 捕らえられた・・・かごのとり
『何……言ってんだよ?』
『外すと・・・あの人、帰って来た時
めんどうだから・・・』
『???・・・マリア、おい
いや・・・だから今のうちに』
『ゆぅちゃん・・・行って?』
『は?・・・』
俺は再び背筋がゾクゾクしていた
マリア・・・気でも狂ったのか?
ここに
こんなとこにいるってのか?おまえ
『・・・早くすんぞ?
こんなとこにいたら…気ぃ狂っちまう』
と言うか……もう
狂ってたって不思議じゃない
俺は急いでマリアの足首に
絡み付いてる物を外す
たしかに……
どっから引っ張り出して来たのやら
って言うような
何かのチェーンみたいな鎖に
ロープ巻き付けてある物体
マジで……何考えてんだ
あのヤロウ・・・
『よし…取れた
マリア?……トイレ行くか?』
『・・・開くかなぁ』
『???』
マリアが部屋のドアをチラリとみつめる
ガチャ・・・・・・ガコ…
俺はマリアの視線の先にある
ドアに手をかけて開けた
ガコ…ガコ…
外から何かが押し付けてあるらしく
ドアは開かなかった
『あ~……ハズレだぁ』
マリアは少しぼんやりした目で
苦笑いした
『・・・』
なるほどな……
てか
なんのギャグだよ……?
大概にしろよな・・・
こんなとこにいたら
3日もしないうちに気が狂っちまう…
どころか・・・死んじまうぞ?
俺はドアノブをまわしたまま
無理矢理にドアを押し続けた
ガガガ・・・ズリズリ
少し出来たドアの隙間から
外を覗く
重っ・・・
動かない訳だ
デカイ棚みたいなのが
ドアを塞いでいた
こりゃ・・・心折れて
逃げるのは諦めるわな…
俺はそのままドアをこじ開けた
『ハァ…ハァ……マリア~?・・・』
『・・・玄関も・・・開かないよ』
やはり・・・知っていたか
『あぁ・・・知ってる』
だからこそ
こんなとこに長居は無用だ
マリアがぶっ倒れちまう
『外すと・・・あの人、帰って来た時
めんどうだから・・・』
『???・・・マリア、おい
いや・・・だから今のうちに』
『ゆぅちゃん・・・行って?』
『は?・・・』
俺は再び背筋がゾクゾクしていた
マリア・・・気でも狂ったのか?
ここに
こんなとこにいるってのか?おまえ
『・・・早くすんぞ?
こんなとこにいたら…気ぃ狂っちまう』
と言うか……もう
狂ってたって不思議じゃない
俺は急いでマリアの足首に
絡み付いてる物を外す
たしかに……
どっから引っ張り出して来たのやら
って言うような
何かのチェーンみたいな鎖に
ロープ巻き付けてある物体
マジで……何考えてんだ
あのヤロウ・・・
『よし…取れた
マリア?……トイレ行くか?』
『・・・開くかなぁ』
『???』
マリアが部屋のドアをチラリとみつめる
ガチャ・・・・・・ガコ…
俺はマリアの視線の先にある
ドアに手をかけて開けた
ガコ…ガコ…
外から何かが押し付けてあるらしく
ドアは開かなかった
『あ~……ハズレだぁ』
マリアは少しぼんやりした目で
苦笑いした
『・・・』
なるほどな……
てか
なんのギャグだよ……?
大概にしろよな・・・
こんなとこにいたら
3日もしないうちに気が狂っちまう…
どころか・・・死んじまうぞ?
俺はドアノブをまわしたまま
無理矢理にドアを押し続けた
ガガガ・・・ズリズリ
少し出来たドアの隙間から
外を覗く
重っ・・・
動かない訳だ
デカイ棚みたいなのが
ドアを塞いでいた
こりゃ・・・心折れて
逃げるのは諦めるわな…
俺はそのままドアをこじ開けた
『ハァ…ハァ……マリア~?・・・』
『・・・玄関も・・・開かないよ』
やはり・・・知っていたか
『あぁ・・・知ってる』
だからこそ
こんなとこに長居は無用だ
マリアがぶっ倒れちまう