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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第18章 捕らえられた・・・かごのとり
『マリア・・・行くよ』


『先に・・・行って、絶対…無事に』




『マリア・・・!』



置いてなんか…
行けるわけないだろ


仮に気が狂おうが
それくらいわかるだろうが…





『出口が…ないの……だから今』




『だったら警察呼ぶぞ!
お前のダンナ捕まるしな確実に…
その方が確実で安全だな……っ
そうしようぜ…!』







『今それやったら……ゆぅちゃんも』






あ・・・






『だから・・・先に・・・』






『~~・・・』






『・・・ほんと、どうやってきたの?』





マリアが力なく立ち上がり
ベランダに目を向けて俺に聞く





『飛び移った・・・?まさかね』






『・・・そんなとこだ』






チビりそーだったけどな(苦笑)







『・・・信じられない』






マリアは深くため息をついた








『お前のダンナほどじゃねぇよ(笑)』






・・・シャレにもなんねぇシャレだったか?







『・・・。ハァ…。・・・戻れるの?』





マリアがベランダを指した







『あぁ・・・大丈夫だ』






『じゃぁ行って?…絶対、無事で』






『マリア・・・だからさ』



『・・・』




『お前……こんなとこにいるのか?!
本気で言ってるのかよ!?』




『そうじゃないよ…』





『じゃ何だよ!?
アタマおかしくなったか?!
無理もねぇけどさ!
しっかりしろって…言ってるだろ!』






『先に行ってって……言ってるだけ』



『そんなの無理だ!』




『ゆぅちゃん…お願いだから』





『出口ねぇんだよ、わかってんだろ?
〃出る〃しかねぇ』






『今…それをしたら守れない・・・』





『?……』







不可抗力・・・


ケガの功名・・・




マリアの口から


真意を聞くことになる









『ただ強行したら・・・あたし

ゆぅちゃんを・・・守れない』
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