この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第20章 二人の罪・・・そして罰
意味不明…?

意味深な言葉を投げて

男がポケットに手をのばし
取り出したスマホを

マリアに向けて突き出す






『・・・っ・・・!?』






マリアの顔が青ざめて
元々ひきつっていたのが
更に一瞬でひきつった







俺にも見える
スマホの画面








写っていたのは
抱き合う俺とマリア・・・




少しピンボケしてる
暗闇に…フラッシュたいて
ようやく写したような写真


だけど俺は
それが自分たちだとわかった




身に覚えのある光景・・・



・・・つい先ほどの、写真だから








マリアは…きっと
このフラッシュがたかれた瞬間
目に違和感を覚えて

目配せしたその先に
旦那の姿をとらえた

あるいは、なんらかの気配を
感じて

慌てて俺から離れて
俺を逃がしたんだ




なんて…今更
そんな事を感じた






かといって…まさか
それも旦那本人に

写真なんか撮られたと
思ってもみなかったんだ

きっと…マリアも






『・・・っ、ぁ・・・』





マリアは驚愕している

それは・・・当然俺も








『ふ・・・〃コレ〃は後でゆっくり
コイツから問いただそうと思ったけどな

まさかのそっちから…わざわざ
〃シッポ〃を出して来てくれるとはな

手間が省けたよ

驚きだ・・・ハハハ』








見てたんなら…その場で
問い詰めりゃいいじゃねえか


そしたら…言い逃れも
できねぇのに?



最初から…わかっていながら

マリアが…

俺とマリアがボロを出すのを待って

楽しんでいた…そういうことらしいな






思わぬ収穫・・・




獲物を二頭得た・・・そんな

勝ち誇った笑みで

スマホの画面をチラリと眺めて

その眼光は俺に向いた
/1222ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ