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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第3章 家出娘の正体は・・・
ソワソワ・・・

キョロキョロ・・・



マリアが少し落ち着きなさげに
キョロキョロし始めた。


『今・・・何時?』


時計探してるみたいだった。



『~10時半・・・まわったとこ。
なんか予定とかあんの?』



『ん・・・ちがう、けど』







『~~……?』


『・・・私、帰る』







・・・ホッ。


そりゃ何よりだ。


そして俺の事はソッコー忘れてくれよ?
名前も何もかもすべて
(名乗るんじゃなかったかもな俺)

親にも言うんじゃねぇぞ?
くれぐれもな。
(ヒヤヒヤ・・・)



とか思いながらも
気にかかること…




『あぁ、うん。…大丈夫……なの?』

『・・・うん』



『帰れるの?』




俺が言ってるのは、つまり

〃家に入れてもらえるのか?〃

って事なんだけど?






『お家の人…家にいるのか?』

『今日・・・は、いると思う』




『そっか。~お母さんとは、仲良いの?』



〃出ていけ〃…なんて
娘を追い出した
父親のいる家に…帰るんだろ?



『???私のお母さん?・・・うん』



母親とは仲良いのか…。
親父がネックなのかな…?

その母ちゃんは母ちゃんで
親父を止めてくんなかったのか?






『じゃぁ帰って……大丈夫なんだな?』



俺なりに心配で
確かめてみるんだけどさ



『ん・・・一晩経てば、大丈夫と思う』




・・・???



なんかな?



今更だけど
コイツの言うこと


ちょこちょこ引っかかるんだよな?



所々、話が噛み合わないって言うかさ。



一晩経てば?

ってのはつまり
どういう意味なんだ?








『よくある・・・ことだから』





・・・。



・・・・・。
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