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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第3章 家出娘の正体は・・・
よくあること?


って・・・言うけど

フツーないことだよな?


『え……?あのさ…』




マリアが言うには

話し合いになったり
言い合いになると

「出ていけ!」

なんて、怒鳴られることは
本当に〃よくあること〃なんだそうだ。


軽く流して自室に閉じ籠ったり
それでもダメなら自分から外に出て

ネットカフェで朝まで過ごして
帰宅したり…。

悪いと今回みたいに
無理矢理、閉め出されたり
なんてこともあるんだと。

そのためにマリアは
外で一晩くらい過ごせるように

最低限の金を小さく畳んだのと
家の合鍵を一緒に包んで

見つからないように常に
すぐに手が届くように
コッソリと玄関に忍ばせてあるんだと。




しかし今回は
それに手を伸ばす間もなく

靴さえ履けずに
無理矢理に外に追い出されてしまって

もちろんドアは開けてもらえないし
「開けて」と大声出すにも
近所迷惑になるのが恐いし

家の前で座り込んでても
近所に変な目で見られたら気まずいし

そのまま
外に向かうしか…なかったみたいなんだ。






おいおいおい・・・





シャレになんねーじゃんか?なんか




手がつけられないっていうかさ



どんな父親なワケ?





てかなんで
そこまでやられるワケ?






あれほど
聞かない、と
決めてたはずなのに



俺は
込み入った事を
聞いてしまった。




『あのさ…何があったワケ?』
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