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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第20章 二人の罪・・・そして罰
感情的になるな・・・なんて
マリアに言えた義理じゃないな







『たかが・・・〃紙切れ一枚の関係〃で』






〃戸籍〃なんて・・・

中身がなけりゃ、ただの紙キレだ






『なんだ?…言ってみろ?』





マリアの旦那が露骨に
眉を吊り上げた




『・・・』





『威勢だけは良いみたいだなお前
それとも揃って開き直りか?
そのふてぶてしさにはヘドがでるぞ
さすがだなぁ?』








『そんなモンで・・・
あんたがこの人の人生を
踏みにじっていいはずがない』






『フン…』






『夫婦だから?…夫だから?
それで、あなたが…この人を

彼女を傷付けたりして良いなんて
そんな道理はどこにもありません

例えどんな理由があったって
彼女に暴力を振るっていいなんて

そんなことは…許されるはずありません
あなたが…夫だと
夫でいようと言うなら尚更

俺は……そう思います』






当たり前の事を
当たり前にわからないヤツに

無駄も承知…
ただぶつけた


もっと言えば
理由なんかなんだって良かった

その〃矛先〃が…マリアにだけ向いている

それがどうにも耐えられなかったから









『その〃紙切れ一枚の関係〃にも
匹敵しない男にしては

ご立派なご意見だな……フフ
なぁ・・・まりあ?』




『・・・』





『フフ…お前、コイツのこういう
青臭いとこが良かったのか?』





『やめて・・・』





『それともただの主婦の欲求不満か?』





『…やめてよ…っ』







『・・・。・・・やめろ』






『?…』

『・・・っ』







『その人を……侮辱するな』










『…威勢だけは良い…〃盗人〃が

俺に意見するのか?』






『はい……』






『ほぉ……~?』







『あんたが……侮辱するのも
本当に憎むべきも…制裁を加える…
それに値するのは…彼女じゃなくて
俺だ・・・』

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