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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第24章 二人だけの誓い・・・
『どうでも良くなってても…私だって
ためらわなかったわけないよ

なんだろうな…何事も
慣れることは…出来るから』




『・・・』





『夫との生活も…そうだったから』





習性ってのは…恐ろしい

人間を…女を
これだけ麻痺させてしまうんだからな

冷たい夫婦生活や
夫からの暴力にさえ…〃慣れて〃しまっていた
そんなマリアの…悲しい習性




『・・・慣れれた?』




『~~・・・っ』



話しながら既に
また涙を浮かべてたマリアは
大きく…何度も首を振った





『当たり前だろ・・・バカヤロウ』





知らないオヤジと寝ることに
慣れれるハズがねぇだろうが

それも…お前みたいな
マリアみたいな女がよ




右を見れば旦那の支配…

左を見れば欲にまみれたオヤジ共…




怯えながら…泣くのをこらえながら

自分を押し殺して

横向いて…目を閉じてひたすら堪える




そんなマリアが…頭を過って
俺は切なくてたまらなくなった





『・・・良かった』




たとえこんな状況であっても
そんな場所から…マリアを連れ出せた




『マリア・・・良かった』




あの時…偶然にマリアを見つけられて
本当に良かった




運命のイタズラみたいなその偶然に
俺は心の底から感謝した





黙ってることも話すことも
どちらも後ろめたい…

そんな様子のマリアは
懺悔するように話し終えて

やっぱり泣いた





『マリア・・・』


『ごめんなさい…』





『責めるな……自分を、責めるな』





『っ~~・・・っ、』





『マリアが…悪いんじゃない
責めないで・・・たのむから』





〃辛い目にばっか遭わせて…ごめんな〃






本当に罪深くて
罪悪感にまみれていた俺は

マリアをつよく抱いて
心の中で…何度もマリアに詫びた
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