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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第26章 運命は・・・先着順?
「篠宮さん?…あのぉ」










『例年よりも
寒さの厳しい年でした・・・

夜が更ければ更けるほど
寒さは厳しさを増し

暖を取りながら歩いても
凍えるような季節です』









「篠宮さん・・・何を」








『そんな・・・真冬の
真夜中の…凍えるような寒空の下です』






「・・・」

『・・・』
『・・・』
『・・・』









『食べるものも・・・
体を温める飲み物ひとつない…

暖を取る毛布一枚・・・
それどころか…コートも

挙げ句には
靴までも…履いていない』







シーン・・・




空気がそう流れる音がした

そんな気さえした








『完全防備の人間が
寒い、寒い…と震えながら帰路につく

そんな・・・真冬の空の下
荷物も何一つ持たず

薄いワンピース一枚に
裸足で・・・倒れそうになりながら

凍えて・・・凍死寸前になりながら
夜道を歩いていた・・・』













ボーン…ボーン…ボーン・・・







時間を告げる鐘が鳴った













『それが・・・つい先程まで
ここにいた

俺が・・・初めて逢った時の

橘・・・まりあ さん、でした』
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