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第4章 幸せじゃ・・・ないのかよ？

『仕事はしてるの？』

『…。ううん』


専業主婦ってやつか。


『会社のオンナ共の
憧れの職業No.1てやつ？』





『職業…？ふふ…楽だから？
外で働くのは大変だもんね』


『会社の女がな、よく言うのよ
一人、寿退職でたりすると特にな？
〃結婚したい～〃コールが暫く
鳴り響くワケ。』




『専業主婦って羨ましいの？』

『ん～…まぁ、そうなんじゃん？』





『365日無休、年中無給で
肩身の狭いのが…憧れの職業なの？』


『え・・・？』





『会社の子って…OLさん？』

『そうそう…バカのひとつ覚えみてーにさ
結婚結婚、ギャーギャーうるせぇのよ(苦笑)』



『ふふ…。んー・・・男女差別…
じゃないけど
そればかりは仕方ないんじゃないかな？』



なんか…コイツさ、やっぱ…



『男の人が楽って意味では決してないけど

女の人は…やっぱ、どうしても
仕事とか結婚・・・出産のリミットとか

決断を迫られる所が男性より
多いんじゃないかな……って。

そゆ風に言うのは当たり前なんじゃ
ないかな・・・』




なんか…
要所要所・・・引っかかるっていうか
シリアスな事言うんだよな。




『そういう…モンか』


『ん・・・まぁ、価値観は
人それぞれだよね。
無い物ねだり・・・・・』

『・・・？』




『結婚だって……すればイイって
ものじゃ、ないと思うし。

私はOLさんとか…やってみたかった
っていうか
憧れたりするけどな』






意外な言葉と言うか・・・

普段まわりにいる女からは
聞こえない言葉

そんな話を
しばらく聞いていた。