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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第4章 幸せじゃ・・・ないのかよ?
『OLに憧れんの?』
『んー・・・OLさんに限らず
働いてる女の人は…やっぱり
強さがあって、自立心とか
輝きが違うよね』
『中には、たくましすぎて
困るやつもいるけどな(笑)』
『んふふ…。時代も変わっていくしね。
女の人も強くなっていくんだよ。
何より、彼女らには頑張った分の
・・・それ分の選択肢がある。
…自由がある』
なんか…わりとしっかりした意見
持ってんな?コイツ
ガキのくせに。
あー…アレか?
オンナのが精神年齢が高いとか
よく言うし?
(なんか、ちと悔しいぜな?ケッ)
『・・・結婚したら
自由じゃなくなんの?』
『ぇ・・・?』
『君は自由じゃないワケ?
結婚て…幸せじゃないワケ……?』
『・・・それは
人それぞれじゃ…ないかな』
結局そうなるのな?
『だから・・・価値観は
決めつけるものじゃ……
押し付けたり
押し付けられたりするものじゃ
ないかな…
くらいには思ってるかも』
『なるほどね・・・』
とか言いつつ
俺はどこか、呆気にとられて
ポカンとしてた気がする。
『~でもさ、知らないって
コエーな?』
『?』
『365日、年中無休はキツイなぁと思うし?
俺には確実に無理(笑)
感心したモンじゃねぇ?』
『ふふっ……やさしいこと言うんだね。
将来、良い旦那さんになりそう』
無邪気な笑顔で・・・
茶化してんじゃねーよ
このガキ・・・(苦笑)
『君んとこは…ちがうの?』
『・・・』
あ・・・
なんか俺・・・
めっちゃ地雷踏んだ?
『ぃゃ・・・君も立派に働いてるだろ?
ってこと・・・』
『・・・。ちっちゃい・・・』
『……?』
『ちっちゃくて狭い…
狭い…狭い、社会だけどね。
それこそ
〃鳥かご〃くらいの・・・』
だから・・・お前さ
ちょいちょい言うことが
意味深で・・・
ヘビーなんだよ。
『んー・・・OLさんに限らず
働いてる女の人は…やっぱり
強さがあって、自立心とか
輝きが違うよね』
『中には、たくましすぎて
困るやつもいるけどな(笑)』
『んふふ…。時代も変わっていくしね。
女の人も強くなっていくんだよ。
何より、彼女らには頑張った分の
・・・それ分の選択肢がある。
…自由がある』
なんか…わりとしっかりした意見
持ってんな?コイツ
ガキのくせに。
あー…アレか?
オンナのが精神年齢が高いとか
よく言うし?
(なんか、ちと悔しいぜな?ケッ)
『・・・結婚したら
自由じゃなくなんの?』
『ぇ・・・?』
『君は自由じゃないワケ?
結婚て…幸せじゃないワケ……?』
『・・・それは
人それぞれじゃ…ないかな』
結局そうなるのな?
『だから・・・価値観は
決めつけるものじゃ……
押し付けたり
押し付けられたりするものじゃ
ないかな…
くらいには思ってるかも』
『なるほどね・・・』
とか言いつつ
俺はどこか、呆気にとられて
ポカンとしてた気がする。
『~でもさ、知らないって
コエーな?』
『?』
『365日、年中無休はキツイなぁと思うし?
俺には確実に無理(笑)
感心したモンじゃねぇ?』
『ふふっ……やさしいこと言うんだね。
将来、良い旦那さんになりそう』
無邪気な笑顔で・・・
茶化してんじゃねーよ
このガキ・・・(苦笑)
『君んとこは…ちがうの?』
『・・・』
あ・・・
なんか俺・・・
めっちゃ地雷踏んだ?
『ぃゃ・・・君も立派に働いてるだろ?
ってこと・・・』
『・・・。ちっちゃい・・・』
『……?』
『ちっちゃくて狭い…
狭い…狭い、社会だけどね。
それこそ
〃鳥かご〃くらいの・・・』
だから・・・お前さ
ちょいちょい言うことが
意味深で・・・
ヘビーなんだよ。