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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第27章 飛べない鳥・・・
『まりあが自由とやらになるため?
償いでも…なんでもすると言ったなお前
それなら・・・お前の命を以て償え』
『・・・』
『カズキ!……何言ってるの?!』
『まりあには二度と会わない…
コイツが幸せなら良い?
それが本気なら・・・
出来ない事じゃないだろう?
本気かどうか
俺が試してやろう・・・』
『・・・』
『二度と会わない…
お前が死ねば
会おうにも会えないよなぁ…ククク
それを以て…本当の
誓約成立だな?
お前が居なくなれば
全て丸く収まるんだ』
『カズキ!……いくら冗談でも
言って良い事と悪いことがあるよ…っ
少し飲み過ぎだよ…っ?
お願い・・・落ち着いて・・・』
青ざめて声を震わせたマリアを
シカトして
ヤツは…淡々と言い続けた
『どうした?
さっきのは、出任せでした・・・
なんて言うんじゃあるまいな?』
『・・・』
俺は…黙って床の包丁を見つめ
それを
拾い上げた
『っ……ゆぅちゃん・・・っ!!』
バシッ…
カララッ……
マリアが勢い良く
俺の手の包丁を払いのけた
マリアが床に落ちた包丁を
さりげなくソファの下に滑らせて
ヤツの側にあるワイングラスも
こそっとひっこめる
『ゆぅ・・・篠宮さん
お願いです…お引き取りください』
マリアは涙目・・・怯えた目をして
ヤツをなだめるように止めながら
俺に懇願してきた
元より、とんだ修羅場…
だけど、マリアの怯える
本当の理由は・・・俺にもわかる
元々イカレた、ソイツの
ギラギラとした目が
その目付きが・・・変わっている
『自分で出来ないのなら
〃手伝って〃やろうか・・・』
『・・・?!』
『カズキ・・・っ』
『殺してやる・・・』
償いでも…なんでもすると言ったなお前
それなら・・・お前の命を以て償え』
『・・・』
『カズキ!……何言ってるの?!』
『まりあには二度と会わない…
コイツが幸せなら良い?
それが本気なら・・・
出来ない事じゃないだろう?
本気かどうか
俺が試してやろう・・・』
『・・・』
『二度と会わない…
お前が死ねば
会おうにも会えないよなぁ…ククク
それを以て…本当の
誓約成立だな?
お前が居なくなれば
全て丸く収まるんだ』
『カズキ!……いくら冗談でも
言って良い事と悪いことがあるよ…っ
少し飲み過ぎだよ…っ?
お願い・・・落ち着いて・・・』
青ざめて声を震わせたマリアを
シカトして
ヤツは…淡々と言い続けた
『どうした?
さっきのは、出任せでした・・・
なんて言うんじゃあるまいな?』
『・・・』
俺は…黙って床の包丁を見つめ
それを
拾い上げた
『っ……ゆぅちゃん・・・っ!!』
バシッ…
カララッ……
マリアが勢い良く
俺の手の包丁を払いのけた
マリアが床に落ちた包丁を
さりげなくソファの下に滑らせて
ヤツの側にあるワイングラスも
こそっとひっこめる
『ゆぅ・・・篠宮さん
お願いです…お引き取りください』
マリアは涙目・・・怯えた目をして
ヤツをなだめるように止めながら
俺に懇願してきた
元より、とんだ修羅場…
だけど、マリアの怯える
本当の理由は・・・俺にもわかる
元々イカレた、ソイツの
ギラギラとした目が
その目付きが・・・変わっている
『自分で出来ないのなら
〃手伝って〃やろうか・・・』
『・・・?!』
『カズキ・・・っ』
『殺してやる・・・』