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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第27章 飛べない鳥・・・
『・・・っ!?……やめろ!!!』
呆気にとられていた俺は
我にかえって
その背に掴みかかった
『っ~~…っ…はなせ!!』
『っせぇよ・・・!』
ドン・・・っ
グシャっ・・・ガラガラッ
俺は無我夢中で
マリアから引き剥がしたヤツを
放り投げるように突き飛ばした
『マリアっ・・・』
『っ・・・ケホッ……ケホケホッ……
ゆぅ・・・ちゃん・・・はやく
帰っ・・・て』
『ざけんなバカ!!
んなコト言ってる場合か!?』
半ば酔っぱらいのヤツは
わりと簡単に床にひっくり返った
その隙に俺は
マリアを無理矢理起こして
『・・・~~っ』
ガチャ・・・
『ゆぅちゃん・・・っ』
『出て来んなよっ!?』
バタン・・・っ
リビングの隣…どこかわからない部屋に
マリアを無理矢理押し込んで
すぐにドアを閉めた
ズズズ………っ……ドスッ
『ゆぅちゃんっ……!?』
『・・・っ』
キッチンの前の食卓テーブルを
ドアの前に押し付けて
その扉が開かないように塞ぎ
俺はヤツと・・・向かい合う
酔ってんのかイッてんのか・・・両方か
こんなヤツの前に
マリアを居させる訳にはいかない
ありとあらゆる意味でな・・・
『お前だけは……許さないからなぁ…』
目を爛々とさせて
ヤツが殴りかかってくる
『・・・』
〃そのセリフ
そっくりそのまま
テメェに御返しするぜ…〃
俺は・・・どうしても
コイツを許すことは出来ねぇ
ドンドンドン…!!
〃『開けてっ・・・開けてよっ!?
二人とも!もうやめて……っ
お願いだから・・・やめてよぉ…っ』〃
必死にドアを叩く音と
ドアの向こうのマリアの声が木霊する中
『いつまでも・・・っ
甘ったれたてんじゃねぇっ・・・!!!』
俺は向かってくるソイツの頬をめがけて
思いきり拳を振りおろした
呆気にとられていた俺は
我にかえって
その背に掴みかかった
『っ~~…っ…はなせ!!』
『っせぇよ・・・!』
ドン・・・っ
グシャっ・・・ガラガラッ
俺は無我夢中で
マリアから引き剥がしたヤツを
放り投げるように突き飛ばした
『マリアっ・・・』
『っ・・・ケホッ……ケホケホッ……
ゆぅ・・・ちゃん・・・はやく
帰っ・・・て』
『ざけんなバカ!!
んなコト言ってる場合か!?』
半ば酔っぱらいのヤツは
わりと簡単に床にひっくり返った
その隙に俺は
マリアを無理矢理起こして
『・・・~~っ』
ガチャ・・・
『ゆぅちゃん・・・っ』
『出て来んなよっ!?』
バタン・・・っ
リビングの隣…どこかわからない部屋に
マリアを無理矢理押し込んで
すぐにドアを閉めた
ズズズ………っ……ドスッ
『ゆぅちゃんっ……!?』
『・・・っ』
キッチンの前の食卓テーブルを
ドアの前に押し付けて
その扉が開かないように塞ぎ
俺はヤツと・・・向かい合う
酔ってんのかイッてんのか・・・両方か
こんなヤツの前に
マリアを居させる訳にはいかない
ありとあらゆる意味でな・・・
『お前だけは……許さないからなぁ…』
目を爛々とさせて
ヤツが殴りかかってくる
『・・・』
〃そのセリフ
そっくりそのまま
テメェに御返しするぜ…〃
俺は・・・どうしても
コイツを許すことは出来ねぇ
ドンドンドン…!!
〃『開けてっ・・・開けてよっ!?
二人とも!もうやめて……っ
お願いだから・・・やめてよぉ…っ』〃
必死にドアを叩く音と
ドアの向こうのマリアの声が木霊する中
『いつまでも・・・っ
甘ったれたてんじゃねぇっ・・・!!!』
俺は向かってくるソイツの頬をめがけて
思いきり拳を振りおろした