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梅の湯物語
第10章 味噌おでん はじめました
「食う?」

浩也が持っていた味噌おでんを差し出した。

「え?」

佳菜子は驚いて浩也を見た。

口許に近づく味噌おでん

佳菜子は誘われるように口を開けて一口食べた。

「さすがに傷ついたよ
 佳菜子に言われたときは」

浩也が微笑んだ。

「ごめん」

佳菜子は下を向いた。

「俺、佳菜子が好きだから」

「え?」

佳菜子は浩也を見つめた。

「付いてる」

浩也はちょっと照れ臭そうに佳菜子の口端についた柚子味噌をぬぐった。

「佳菜子は子供だな」

ペロリと舐めて笑っている。

「な!」

佳菜子は少し怒ったふりをしたが

「あんたに言われたくないわよ、皮かむり」

あ...
言ってしまって佳菜子は口を手で塞いだ。

浩也は笑った

「お前さぁ、いつも強がってないでもう少し可愛くなれよ。
 試してみる?俺のバズーカ」

「ばっ ばっかじゃないの?!」

佳菜子は真っ赤になって答えた。

「全く可愛くないなぁ」

そう言った浩也の腕が佳菜子の肩にまわって
気がつくと浩也の唇が重なっていた



佳菜子のファーストキスは

柚子味噌の味がした。


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