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他人妻のシモの御世話をしております独身♂55才です
第23章 長電話
(他人妻はどうやら遂に閉経のようで)

♂55才
「いっかい孕ませてみたかった」
♀53才
「子孫残したかった?」

いつもの他人の家での、就寝前の夜なべ談義。

夫婦かのように一つの布団に入りましての、“うつつを抜かす”とはこんな事でしょうか。

他人妻に腕枕してやりながら、一服の紫煙を天井に向けて狼煙を上げておりました。

♂55才
「もうお前が孕まないとなると、頑張り要素が一つ減るわ」
♀53才
「何それ そんな事言わないで頑張って〜」

女性は生産機能が無くなると、一抹の寂しさがあるものなのでしょうか。それとも、不浄の血の始末から解放されて、気兼ね無くヤレる感の方が大きいのでしょうか。

セックスレスの五十路夫婦なんかは、生理的に女でなくなりセックスもしないとなると、正に女じゃなくなる感大きいんじゃないでしょうか。

嫁はいないので分かりませんが、そんな時はやはり連れ合いの優しさとして、エッチを頑張ってやらねばいかんと思いますがどうでしょうか。

何でもかんでもセックス第一で人生動いてるんじゃないと言う方もおられるでしょうが。生理的に女が終わった女を、女として接してあげてこそ男。生の喜び、性の悦びを与えてあげるのが男の愛なんだと思います。

生産機能があっても機能が発動しないよう管理していた他人妻ですが、赦される事では無いけれど、2人の愛の結晶がもし今いたならば、「サトさんと似てる子供を想像すると笑ってしまう」と言われ..。は?

子供の話で盛り上がり、

「俺は子供がいないから分からんけど、考えてみれば凄い事だよなあ。俺とお前の血が合わさって1人の人間が出来るんだからなあ」

他人妻「やっぱり子供欲しかったんだ?」
わたし「別に子供は欲しいって事ないけど、お前との子供なら欲しかったかもなあ」

セックスだけの仲だと思ってやってきても、7年も裸の付き合いをしてますと、やはり芽生えるものがあるんです。

他人妻は、旦那くんへの愛は無いと言いますが、仲間が集まった時などの外ヅラは完璧な《良妻》。旦那くんに甲斐甲斐しく接するサマは、間男が嫉妬してしまうホド仲良しを偽装?しております。
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