この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ぼでぃ・ぴろぅ
第2章 2


バイトでのつらさを乗り越えたオレはこの夏、男として一皮むけた気がする。

夏休みも残り3日となり、短期のバイトも満了した。

手渡しだったバイト代、数枚の一万円札を眺めながら、自分の勉強机に座り通話中。
相手は親友の山もと、明日の待ち合わせの時間を決めるために。

山元基則(ヤマモトモトノリ)苗字と名前から一文字ずつとって、山もと。うむ、略されてない。

岩形重流、オレも小学校から岩しげと呼ばれている。高校生になってからは普通に岩形、リア充からはいわっちと呼ばれることも。

「明日は髭剃るなよ?」

「わかってるよ」

なぜかというと、成年漫画を買うためだ。少しでもおっさんに寄せた方がいい。この日のために3日間あごの髭を生やしたままにしてある。
兄の免許証を借りて行くから買うことは可能だが、売り場で不審な目を向けられるのが嫌だ。

近くにもあるのに、わざわざ電車を乗り継いで遠方のアニメ専門ショップに行く。同人誌も充実していて、話の合う山もとと一緒に訪れるのは楽しみだ。

「買うもの決めたか?」

「おぅ、ざっとな。一番は、ほのりちゃんの2巻だな。おまけ本が付くんだぜ?」

「例のおまけ本…岩しげに必要ないじゃん」

「うるせー、ほっとけ童貞が!」

/64ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ