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ぼでぃ・ぴろぅ
第2章 2


黒髪、ストレート、セミロング!いいっ!!

地味な感じだが優しそうな女性らしい笑顔。もし、山もとと同じ学校だったらライバルになっていたかもしれない。

「可憐だ。最高じゃないかっ。すんげぇ羨ましい」

「あはっ、けっこう元気で明るい子だよ。でかい口開けて笑うし」

「こんな可愛くて可憐な人をあの部屋に呼ぶのか?」

「漫画好きってことは言ってあるから、ぎっしり詰まった本棚は大丈夫だ。なにより、この類は押入れの天袋に格納してある!」

椅子に置かれた買ったばかりの成年漫画をバシっと叩く。

「そうか!同志よ、抜かりは無いな!けど、おばさんっていつも家に居るよな?」

「ああ、遊ぶとこなんかないんだから家に連れて来いって。よそで間違い起こされたら敵わんだって」

「理解があるのか…監視下に置くためか…」

「まぁ、途中まではくらいは出来るだろ?いざとなったら外行けばいいし」

あらやだ。いつからそんな男らしくなっちゃったのっ?!アタシそんな山もと知らないっ!

身長だって大差ない、自称170のオレより2センチ高い本物の170。女子と話すなんてことも…あっ、こいつ普通にしゃべってたな、コミュ力あるし。

顔だってそこら辺に転がってる青二才…ん?なんか、中学の時よりも引き締まった顔になってきたな。剃らずにいた髭も男らしく似合ってる。
あれ?山もとって、普通にイケメン?

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