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ぼでぃ・ぴろぅ
第3章 3
「学校のことだよ。オレは多仲さんみたいなギャルには興味ないの」
「へぇ~、多仲さんっていうんだぁ~」
やべっ、余計な情報を与えちまった。興味津々にニヤリとする母さんの興味を逸らさなければ…
「あんな格好、女子高生ん時だけよ~。卒業したら変わるから…。ちゃーんと内面を見抜きなさいよ?」
「ひょっとしてさ、母さんも高校時代、あんな感じだった?」
「え~知りたい?んー、普通だったかなぁ。今みたいにスカート短くて…あっ、ルーズソックス履いてた。ぎゃは」
「あー、くしゅくしゅさせて履くやつでしょ?最近も履いてる子いるよ」
「こうやってソックタッチで留めるんだよねー」
膝の下で左右に手を動かしてるんだけど…ソックタッチって何だ?
「あの頃は、怖いもん無しで最強だったわぁ~」
と、遠くて淡い記憶の彼方へ意識を飛ばしてくれたらしい。
部屋に戻ると、山もとからメッセが来ていた。明日、昼過ぎに漫画を持って家に来るってさ。きっとバス乗り場でのこと聞かれるんだろうな…
山もともニヤついてたもんなぁ…誤解してんだろうなぁ…はぁ……