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ぼでぃ・ぴろぅ
第3章 3
宣言通り、午前中に一度フニフニして居眠りしてた。
そして昼休みは…夏休みという長い休みを間に置いても、まるで昨日の続きから!みたいなノリで膝抱っこの刑。
コーヒー牛乳をひと口飲まれるわ、おかずは一品取られるわで、男だけど泣いてもいいですよね?
「ねぇねぇ、あんたさー、髭伸ばしてたんだって?ウケるんですけど」
相変わらず綺麗だけど、明け透けなギャルの須月さん。今日も野菜だらけのお弁当ですね。
「なになに、おしゃれのつもりだったの?じゃが芋なのに」
「あ、いえ、そーいうわけじゃ…」
必死こいて口に弁当を詰め込んでるのに話しかけんじゃねーよ。てかオレに対してあたりが強くないっすか?
「じゃー、なんで?」
多仲さんまで参戦してこないでよ…だってほら、あれは成人漫画を買う時の年齢確認でってそんなこと言えるわけないでしょ?
それにね、あの時、強制的に家に連行されて、親切で協力してあげたのに、家に行ったことをバラしちゃうのは無いだろ?
秘密にしといてよ。どっかから漏れて変な噂が広まったら、お互い困るだろ?
「うー、剃るの忘れてたから。ですかね?」
もう、無理やり適当な言い訳をかました。
「ウケるぅ~。あんたってほんとキモっ」
須月さん……きついっす。