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ぼでぃ・ぴろぅ
第3章 3


ご両親が仕事で忙しくて、ご飯も無いんだろうか?

「んー、パパは南米で海外勤務中だからお正月にしか帰ってこないよ」

へぇ~、何かのプロジェクトにでも就いてるのかな…エリートなお父さんかもしれない。

「お母さんは?」

「ママは、男んとこ」

へー、男んとこねぇ………って男?!何それ?!

「え?へ?うぇ?」

「なんかね、好きな人が出来たんだって。ちょいちょい泊まりに行ってたんだけどね、夏休みに入ったら全然帰って来なくなっちゃった。あはっ。たぶんね~、パパとの離婚話が進んでるんだと思う」

はふはふ言いながら麺を啜り、他人事みたいに笑って話す。

「離婚って言ったって…家には多仲さんが居るでしょう?」

「あー、アタシは心配ないからって言ってある。お金だけ貰えば生きていけるっしょ」

「いや…でも、こんな食生活良くないですよ?いつもカップ麺ですか?」

「いつもは、えりちょとご飯したり、コンビニも毎日行ってるし大丈夫だよ」

他人の家庭に口を出すもんじゃないが、こんな状況だったとは…急に心配心が芽生えてきた。

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