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鬼ヶ瀬塚村
第11章 大学時代
僕は頭を下げたまま先輩の反応を伺う。
しかしいくら待っても返事がない…駄目だったか…薄目を開けて先輩を見ると、先輩は何と勝手にシケモクを吸っていた。

『何してるんですかッ!?』

『わかんないかな?』

『はぁ?』

僕は首を傾けた。せっかく心を込めてずっと言えなかった言葉を言ったのに。
僕の真剣さがちっとも真理子さんには伝わっていないようだった。
………

僕の手の中のオタマジャクシは身をよじって僕の手の平からチャプンと水田へ落ちた。

そして元気に尾びれを動かして仲間と合流し、稲の影へと隠れた。

『"見てわかんない?間接キス"…本当に真理子さん…面白い人だったな』

好きだと最初に言ったのは僕。

最初にキスしてきたのは真理子さん。

僕は立ち上がった。

『そっか…真理子さんから先だったか…』

大きく伸びをした。
僕は無性に真理子さんに会いたくてなって畦道を歩きだした。

帰ろう。

………

『帰ろうよ、真理子さん』

僕の言葉なんてお構い無しに真理子さんはUFOキャッチャーに夢中になっている。
僕の19歳の誕生日が呆気なく過ぎた翌日、真理子さんが僕の部屋に上がり込み僕をわざわざ御徒町のゲームセンターへ連れて来たのだ。
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