この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
鬼ヶ瀬塚村
第11章 大学時代
………
『まあ、残念…後1回ね。これで取れたら一晩で3回してあげる』
『本当にッ!?』
『うんッ!ほらぁ、早くウサギを捕まえてよぉッ!』
僕は最後の1回に全てを注いだ。
『そう、時は遡る事19年前…僕は田中家の長男として生まれた。父は銀行員、母は専業主婦…何不自由なく育った。そんな少年が初めて挑む奇跡のサクセスストーリー…』
『さっきから何言ってんのよ?早くやりなさいよ』
僕はボタンを恐る恐る押す。ああッ…駄目だ微妙にズレた気がする。
後はこのワンアクションで決まるのか…僕は→ボタンを押した。
ウサギはクレーンに引っ掛かり、モソモソとお尻を引きずりながら移動した。
『やったよッ!見てよ、真理子さんッ!』
僕はヌイグルミが落ちてくるのを待った。胸が爆発しそうなくらい高鳴っている。いやったーッ!!
…ウサギがジワリと動きゴテッと倒れた。ピンクのウサギは間抜けな顔を僕の真正面に堂々と向きながら、ヌイグルミの山へと落ちた。
『あら、残念』
真理子さんがニヤニヤ笑う。
『そんなッ?嘘だろおぉッ!?』
クレーンがゆっくりと元の位置に戻ろうとした。
僕は足元から力が無くなっていく感覚がした。遠ざかる初エッチ…。なんでこんなについてないんだ…?
ピンクのウサギは確かに掴めていたのに…。
『まあ、残念…後1回ね。これで取れたら一晩で3回してあげる』
『本当にッ!?』
『うんッ!ほらぁ、早くウサギを捕まえてよぉッ!』
僕は最後の1回に全てを注いだ。
『そう、時は遡る事19年前…僕は田中家の長男として生まれた。父は銀行員、母は専業主婦…何不自由なく育った。そんな少年が初めて挑む奇跡のサクセスストーリー…』
『さっきから何言ってんのよ?早くやりなさいよ』
僕はボタンを恐る恐る押す。ああッ…駄目だ微妙にズレた気がする。
後はこのワンアクションで決まるのか…僕は→ボタンを押した。
ウサギはクレーンに引っ掛かり、モソモソとお尻を引きずりながら移動した。
『やったよッ!見てよ、真理子さんッ!』
僕はヌイグルミが落ちてくるのを待った。胸が爆発しそうなくらい高鳴っている。いやったーッ!!
…ウサギがジワリと動きゴテッと倒れた。ピンクのウサギは間抜けな顔を僕の真正面に堂々と向きながら、ヌイグルミの山へと落ちた。
『あら、残念』
真理子さんがニヤニヤ笑う。
『そんなッ?嘘だろおぉッ!?』
クレーンがゆっくりと元の位置に戻ろうとした。
僕は足元から力が無くなっていく感覚がした。遠ざかる初エッチ…。なんでこんなについてないんだ…?
ピンクのウサギは確かに掴めていたのに…。