この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
鬼ヶ瀬塚村
第11章 大学時代
………

『まあ、残念…後1回ね。これで取れたら一晩で3回してあげる』

『本当にッ!?』

『うんッ!ほらぁ、早くウサギを捕まえてよぉッ!』

僕は最後の1回に全てを注いだ。

『そう、時は遡る事19年前…僕は田中家の長男として生まれた。父は銀行員、母は専業主婦…何不自由なく育った。そんな少年が初めて挑む奇跡のサクセスストーリー…』

『さっきから何言ってんのよ?早くやりなさいよ』

僕はボタンを恐る恐る押す。ああッ…駄目だ微妙にズレた気がする。
後はこのワンアクションで決まるのか…僕は→ボタンを押した。

ウサギはクレーンに引っ掛かり、モソモソとお尻を引きずりながら移動した。

『やったよッ!見てよ、真理子さんッ!』

僕はヌイグルミが落ちてくるのを待った。胸が爆発しそうなくらい高鳴っている。いやったーッ!!

…ウサギがジワリと動きゴテッと倒れた。ピンクのウサギは間抜けな顔を僕の真正面に堂々と向きながら、ヌイグルミの山へと落ちた。

『あら、残念』

真理子さんがニヤニヤ笑う。

『そんなッ?嘘だろおぉッ!?』

クレーンがゆっくりと元の位置に戻ろうとした。
僕は足元から力が無くなっていく感覚がした。遠ざかる初エッチ…。なんでこんなについてないんだ…?
ピンクのウサギは確かに掴めていたのに…。
/486ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ