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鬼ヶ瀬塚村
第12章 達弘
『なんで……どうして……』
僕が無意識に腰を浮かせて逃げようとするのを達弘さんは日に焼けて黒くたくましい腕で抑えつけた。
『オレな、おめがどんな漫画描いでるのが気になっでよぉ…姉ぢゃんもおめもいない間におめの原稿見たんだわ………』
だから僕のボストンバックのファスナーが少し開いていたのか。
『おめみでぇなよ、田吾作に姉ぢゃんをやるんが嫌でよぉッ!…晩飯の時にでも、家族におめの原稿見せてやろど思ったんだわ…オラぁおめなんか5流の漫画でも描いてるど思っだがらだぁ』
なんて事をこの目の前の男は考えていたのだろう。僕は一気に血圧が上がるのを感じた。
全身の血管が怒りと興奮でキュッと収縮し、血液がドクリドクリと流れるのがわかった。
『ずまねがっだ…ずまねがっだ…許じでげれ…オレが田吾作だっだッ!おめは日本が誇る最高な漫画家だ』
『やめてくださいよ…あんな漫画の事…』
『おめッ!!』
僕を掴んだままの彼の腕に力が籠る。
『自分の漫画恥どるんがッ?えッ?あんなよぅ、ええ漫画描いどっでぇ、人様に言うのが恥ずかしいんが?』
『当たり前でしょ…』
『そりゃあおめが間違っどるわノブさんよぉッ!ええが?オレはノブさんのエロ☆ちら爆乳美少女戦士で毎晩癒された日もあっだんだがんね?エロ☆ちらだがんねッ!?エロ☆ちらッ!!』
『ちょっと…静かにしてくださいよッ!…誰かに聞かれたらどうするんですか…?』
僕が無意識に腰を浮かせて逃げようとするのを達弘さんは日に焼けて黒くたくましい腕で抑えつけた。
『オレな、おめがどんな漫画描いでるのが気になっでよぉ…姉ぢゃんもおめもいない間におめの原稿見たんだわ………』
だから僕のボストンバックのファスナーが少し開いていたのか。
『おめみでぇなよ、田吾作に姉ぢゃんをやるんが嫌でよぉッ!…晩飯の時にでも、家族におめの原稿見せてやろど思ったんだわ…オラぁおめなんか5流の漫画でも描いてるど思っだがらだぁ』
なんて事をこの目の前の男は考えていたのだろう。僕は一気に血圧が上がるのを感じた。
全身の血管が怒りと興奮でキュッと収縮し、血液がドクリドクリと流れるのがわかった。
『ずまねがっだ…ずまねがっだ…許じでげれ…オレが田吾作だっだッ!おめは日本が誇る最高な漫画家だ』
『やめてくださいよ…あんな漫画の事…』
『おめッ!!』
僕を掴んだままの彼の腕に力が籠る。
『自分の漫画恥どるんがッ?えッ?あんなよぅ、ええ漫画描いどっでぇ、人様に言うのが恥ずかしいんが?』
『当たり前でしょ…』
『そりゃあおめが間違っどるわノブさんよぉッ!ええが?オレはノブさんのエロ☆ちら爆乳美少女戦士で毎晩癒された日もあっだんだがんね?エロ☆ちらだがんねッ!?エロ☆ちらッ!!』
『ちょっと…静かにしてくださいよッ!…誰かに聞かれたらどうするんですか…?』