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鬼ヶ瀬塚村
第15章 畜生道
『日本では死体が見つからなければ殺人事件として立証されないんだ』

『あ…』

確かにニュースや新聞でも、容疑がかけられているのに死体が上がらない事で不起訴処分になった事件を報道するのは多い。

『私達は村の独自のやり方で死体を処理する。食べる事は勿論、死蝋化させて砕いたり、豚に食べさせたりな…血や内臓もろとも全てを命として貰い受ける』

『で、でも…誰かがこの事を言うんじゃ…?』

『奴奴がかい?言うわけがないよ、彼らは自分の人生が大切でここに依頼するんだ。噂が噂を呼ぶのか、或いは私達が知らないどこかで斡旋する連中がいるのかもしれないが、奴奴は月に数人やってくる…自ら殺人を犯した人間が警察にこの事を話すと思うかい?…無論中にはいたよ、数人だったがね…猜疑心と罪悪感にかられて…この村の事を喋った愚かな奴奴も確かにいた…』

宗二さんは鬼の顔で続ける。
額に青筋が浮かんでいた。

『一挙に警察が来たよ、警察犬を連れて。けれど我々を甘く見ないで欲しい…江戸時代から村ぐるみで守ってきた一つの文化だ。時に金の亡者、時に人肉に魅せられた者…そういった連中が警察を国を…欺くんだ。それにこんな田舎だ、年寄りばかりだろう?痴呆のフリして集団で"知らん"と言えば知らない事になるんだよ』

『そんな…』
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