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鬼ヶ瀬塚村
第29章 典子
『わがっだよ、ほれぇ貸しでみ?デッキブラシっづーのはこう使うんだっぺよッ!』
優子は典子ちゃんからデッキブラシを取り上げると、それを握って勢いよく駆け回った。
デッキブラシの擦れる音とパシャパシャと水が跳ねる音がする。
優子はデッキブラシを床に押し付けたまま行ったり来たりを繰り返した。
『へへッどうだ?こげな感じでやれば早えぇっぺよ。せ~っかくノブの男根様拝みに来たのによ、なんでオレまで掃除してんだが』
優子はニヤニヤ笑いながら僕の股関辺りを凝視してくる。
『どこ見てんだよ…』
僕は背中を向けた。
優子はニヤニヤしながら
『ほれ、さっさと流して入れるようにするっぺよッ!』
と、バケツ片手に言った。
3人がかりで岩の床を磨き、桶や座椅子も丁寧に拭いて掃除は一段落ついた。
『で…では…わたじはこれで…』
典子ちゃんの顔はまだほんのり赤い。
彼女はそう言うとサンダルを履いて行ってしまった。
優子はと言うと、今か今かと僕が脱ぐのを待っている。
しゃがみこみ、両手で頬を支えてニヤニヤと見上げてくる。
『優子も帰りなよ』
僕が言っても優子はニヤニヤしたままだ。
本当に若い頃の真理子さんと行動が全く同じだ。
優子は典子ちゃんからデッキブラシを取り上げると、それを握って勢いよく駆け回った。
デッキブラシの擦れる音とパシャパシャと水が跳ねる音がする。
優子はデッキブラシを床に押し付けたまま行ったり来たりを繰り返した。
『へへッどうだ?こげな感じでやれば早えぇっぺよ。せ~っかくノブの男根様拝みに来たのによ、なんでオレまで掃除してんだが』
優子はニヤニヤ笑いながら僕の股関辺りを凝視してくる。
『どこ見てんだよ…』
僕は背中を向けた。
優子はニヤニヤしながら
『ほれ、さっさと流して入れるようにするっぺよッ!』
と、バケツ片手に言った。
3人がかりで岩の床を磨き、桶や座椅子も丁寧に拭いて掃除は一段落ついた。
『で…では…わたじはこれで…』
典子ちゃんの顔はまだほんのり赤い。
彼女はそう言うとサンダルを履いて行ってしまった。
優子はと言うと、今か今かと僕が脱ぐのを待っている。
しゃがみこみ、両手で頬を支えてニヤニヤと見上げてくる。
『優子も帰りなよ』
僕が言っても優子はニヤニヤしたままだ。
本当に若い頃の真理子さんと行動が全く同じだ。