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鬼ヶ瀬塚村
第30章 鬼神祭
『そじだらよ、ぞの女の上で飛脚らじきだんこがなんでがオレは知らねが、腰を振っでだんだっでよ。荒岩ばぞれを見でだんだがよ、女の手ば包丁があるんば見えだんだっぺよぉ、んでよ、そのじょこの上ばで腰振っどる飛脚にズドンじゃ』

『………』

『女ば綺麗に飛脚をバラバラにじでよ、近ぐの温泉で身を清めどっだ。ぞれがあの鬼流しの湯だ。荒岩ば女を羽交い締めにしたっぺよ。取っ捕まえて村に引きずって行った。だげんど村人は女と約束しでだ"食いもんを持ってくれば許じでやる"どな』

『許したの?』

『んだよ、んで荒岩は鬼女を取っ捕まえた英雄じゃ言われでよぉ。なぁんども滑稽な話だっぺよ。そのまま村長になっちまった』

『女はどうなったの?』

『それがよ、おがじな話なんだげんど荒岩の嫁になるんだ。その鬼女はな、えれぇ美人でよ男どもが殺し合う程の美貌だったんだっぺよぉ』

『それからどうなったの?』

『鬼女を捕まえだっで病は治らん、豊作にもならん、それに村人ば人肉の魅力にとり憑かれてだんだっぺよ。鬼女のように集団で旅人だどが飛脚を襲って村人みんなで食ってだらじいんだ。やがてよ、なんでが知らんが襲う鬼女達が旅人や飛脚の子を身籠るようになったんだっぺよ』
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