この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
鬼ヶ瀬塚村
第31章 一人だけ居無くなる
『そうですか…じゃあ、お疲れ様でした』

『おうッ!じゃあな、おやすみだっぺッ!』

達弘さんはそう言うと居間から廊下へと出ていった。

『私も仕事しなくちゃ…ノブ、トーンとベタ塗り手伝ってよ』

真理子さんがハシを揃えながら言う。

『駄目じゃ、ノブはオレと花火ずんだがらよッ!』

『あんたは先に宿題しなさいよ、お母さんに言いつけるわよ』

優子は小さく縮こまった。

『優子、また今度花火しよう』

僕が笑ってそう言うと、優子も気がすんだのかニコッと笑顔を浮かべた。

真理子さんに続いて客室に戻り、2人で原稿用紙に向かった。

片手でエロ☆ちら爆乳美少女戦士を描き、もう片方の手でベタ塗りをする。

両手使いはよく周りに驚かれたが、真理子さんの仕事を手伝いながら自身の仕事も片付ける事には慣れてしまった。

特殊な才能だと真理子さんはよく言う。

真理子さんは無言でひたすらガリガリとGペンを動かしていた。

優子と思われるセーラー服の少女が墓を掘り起こしている場面だ。

汗を額に浮かばせながら、薄笑いでシャベルを動かす少女は不気味だった。

吹き出し部分には"待っててね、今掘り起こしてあげる…"と書き込まれていた。
/486ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ