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鬼ヶ瀬塚村
第31章 一人だけ居無くなる
『こ…怖がっだんでず………だ、だがら…わだじ…いづも…2人の後ばづけて行って………牛舎からよう見えだんでず……ふ…2人の姿が………だ、だから…あ…後づげで………い…一郎ざんに…直接…言おう…がど………』

『なるほどね』

真理子さんが煙草の先に火をつけながら呟いた。

『だからいっちゃんは優子が典子の牛舎で寝る事に怒ってたわけね、見られるとまずいから』

沈黙が再び居間に訪れた。

『で…』

紗江さんが顔を上げる。

『デタラメじゃッ!!こげな鬼の仔の話ば信じるんがッ!?忌みの子じゃぞッ!!鬼の仔じゃッ!!人間じゃない…こやっちゃあたじを陥れるだめに嘘ばづいどるんばッ!!』

紗江さんは顔を真っ赤にして喚き散らした。
興奮し過ぎて耳まで赤くなり、白いピアスがよく目立つ。

『そうじゃろッ!?この鬼の仔めッ!!』

紗江さんは典子ちゃんを睨み付けた。
典子ちゃんは今にも泣き出しそうな顔で小さく首を振る。
恐怖で身体が強張っているのか、肩が持ち上がり、怒り肩になっている。

『汚らわしい…売女の…商売女のガキんぼが…よぐもまぁあたじを陥れようどじでぐれだなッ!?おめが咎めば受けろッ!!八つ裂きじゃッ!!』

紗江さんは尚も喚き続ける。
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